アウディ、世界限定500台の「TTS Coupe Competition」を日本市場に30台導入

　アウディ ジャパンは2月18日、スポーツクーペのTTクーペに3モデル、TTSとQ3に各1モデルの限定車を発売した。全車右ハンドル仕様で、価格はTTクーペの「1.8 TFSI S-line Competition」「1.8 TFSI Leather Package」が各447万円、「2.0 TFSI quattro S-line Package」が543万円、「TTS Coupe Competition」が724万円、「Q3 S-line Competition」が497万円となっている。

　世界限定500台で日本市場には30台が導入となるTTS Coupe Competitionは、TTクーペのハイスペックモデルとなるTTSクーペをベースに、外観ではボディーカラーに専用色の「ニンバスグレー」「イモライエロー」の2色を設定。さらに専用の固定式リアスポイラー、標準仕様から2インチアップとなる19インチホイールなどを装備。

　インテリアではグレーインパルスレザーシートと本革ステアリングなどのステッチをイエローに変更。シリアルナンバー入りのインテリアバッジを装着して、TTSが持っているスポーティさをデザイン面で強調している。

「TTS Coupe Competition」

イエローのステッチが車内を個性的に彩る

「1.8 TFSI S-line Competition」では通常はオプション設定となるS-line Packageの内外装パーツを標準装備し、ブラック塗装されたシングルフレームグリルとミラーカバーを採用。さらに固定式ブラックリヤスポイラー、ローターデザインの19インチアルミホイールを装着し、通常は設定のない「デイトナグレー PE」「ミサノレッド PE」など4色をボディーカラーで選択できる。

「1.8 TFSI Leather Package」は、通常35万円高のファインナッパレザー内装を標準装備して10万円割安な価格設定としているほか、レザーカラーでブラックとマグマレッドの通常色に加え、専用のヌガーブラウンが選択できるようになっている。

「2.0 TFSI quattro S-line Package」はボディーカラーが「グレイシアホワイト M」「ファントムブラック PE」で内装色はブラックに限定されるものの、通常ラインアップの2.0 TFSI quattro S-lineから価格が17万円引き下げられたモデルとなっている。

　なお、TTクーペの3モデルについては、限定車ながら「なるべく多くの人に乗って欲しい」ということで、現時点では上限台数を設定していないとのこと。

「TT Coupe 2.0 TFSI quattro S-line Package」

　200台販売されるQ3の限定車では、S-line Packageの内外装パーツに加え、シングルフレームグリル、ルーフレール、サイドウインドーモールディング、ミラーカバーなどがブラック塗装になる「ブラックスタイリングパッケージ」を設定。このほか、外装色に標準仕様にはない「ミサノレッド PE」の含む3色を設定。専用19インチアルミホイールの装着などによって内外装のイメージを洗練させている。

「Q3 S-line Competition」

S-lineロゴ入りのパドルシフト付3スポーク マルチファンクション スポーツステアリングを装着