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伊マセラティ、創業100周年を記念する2+2コンセプトモデル「アルフィエーリ」
今後のマセラティデザインの方向性を示唆
(2014/3/6 16:26)
伊マセラティは3月5日(現地時間)、ジュネーブモーターショーで創業100周年を記念する2+2シーターのコンセプトモデル「アルフィエーリ」をワールドプレミアした。
「クアトロポルテ」「ギブリ」がスポーティでラグジュアリーな4ドアサルーンなのに対し、今回発表されたアルフィエーリは1957年の「3500GT」、1959年の「5000GT」、1969年の「インディ」などと同じ流れを汲む2ドアのスポーツカースタイルとした。アルフィエーリのデザインは、「今後マセラティの目指すデザインの方向性を示唆する」するものだという。
流麗なアルフィエーリのエクステリアでは、宙に浮かぶような凹面状のグリル、シャープなデザインのデイタイムランニングライト、バイキセノンとLEDを組み合わせたアグレッシブなデザインのヘッドライト形状、立体的なデザインのテールライト、1950年代のクラシカルなホイールデザインを想起させるワンピース鍛造アルミホイール(フロント20インチ、リア21インチ)などを装備。
また、ボディーカラーには「スティール・フレア」と呼ばれる素肌に金属のヴェールをかけたような印象を与えるというリキッドメタルカラーを採用したほか、ホイールのスポーク部やブレーキキャリパー、エアダクト、リアディフューザーなどはマセラティ・ブルーでペイントされる。
アルフィエーリは「グラントゥーリズモ MC ストラダーレ」のシャシーをベースに、ホイールベースを240mm短縮することでスーパーカーとしてのプロポーションを手に入れたとしており、ボディーサイズは4590×1930×1280mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2700mmとなっている。
搭載エンジンは自然吸気のV型8気筒4.7リッターで、最高出力460bhp/7000rpm、最大トルク520Nm/4750rpmを発生する。