マツダ、ニューヨークショーで次期MX-5（ロードスター）用「SKYACTIVシャシー」をワールドプレミア

　マツダは4月16日、2014年ニューヨーク国際自動車ショー（一般公開日:4月18日～27日）の出展概要を発表。このなかで、次期「MX-5（日本名：ロードスター）」に採用する新開発「SKYACTIV（スカイアクティブ）シャシー」、誕生25周年を記念する特別仕様車「Mazda MX-5 Miata 25th Anniversary Edition」を世界初公開すると明らかにした。

　新開発される「SKYACTIVシャシー」はエンジンとシャシーを組み合せ、SKYACTIV搭載車として初めてフロントミッドシップエンジンと後輪駆動を組み合わせるFRレイアウトとなっている。歴代MX-5で最もコンパクトなレイアウトを実現しつつ、エンジンをさらに中央寄りに配置し、低重心化も実現。また、優れた剛性と衝突安全性能を確保しながら、車両重量は現行モデル比で100kg以上の軽量化を目指しているという。

　海外市場ではMX-5の車名で販売されているロードスターは、1989年に「ユーノス・ロードスター」として発売されて以来、ライトウェイトスポーツカーが持つファントゥドライブを全面に押し出して高い支持を獲得。「2人乗り小型オープンスポーツカー販売台数世界一（90万台以上）」として、ギネス世界記録に認定されたモデルとなっている。

　25周年記念車のMazda MX-5 Miata 25th Anniversary Editionは、RHT（パワーリトラクタブルハードトップ）の6速MT車と6速AT車をベースに、ボディーをソウルレッドプレミアムメタリックでカラーリング。ルーフやAピラー、ドアミラーなどをブラック塗装した2トーンボディーとなっている。足まわりにはビルシュタイン社製ダンパーを装備し、インテリアではレザーシートとドアトリムにオフホワイトを使用。インテリア装飾パネルを手塗り仕上げにするなど、車両の各所でロードスターが持つこだわりを表現している。

　このほかにニューヨークショーでは、13台の歴代MX-5、Mazda3、Mazda6、CX-5、CX-9などが展示される。

ソウルレッドプレミアムメタリックとブラックの2トーンボディーとなるMazda MX-5 Miata 25th Anniversary Edition

ドアミラーやAピラーなどをブラック塗装

ビルシュタイン社製ダンパーを装備

オープンカーらしい開放感のあるオフホワイトのシートとドアトリムを採用

手塗り仕上げされるインテリア装飾パネル

ステンレススカッフプレートにロゴが刻まれ、フロントフェンダー後方にシリアルナンバー入りの専用バッヂを装着