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富士通研究所、人や車の流れを大局的に把握できる軌跡分析技術

5月15日~16日開催の「富士通フォーラム2014」に出展するほか、2014年度中の製品搭載を目指す

2014年5月7日発表

 富士通研究所は5月7日、GPSなどで測位した軌跡データを分析に適した形にまとめ、人や車の流れを大局的に把握できる軌跡分析技術を開発したと発表した。

 この技術は、軌跡の形状を考慮した類似度に基づいて軌跡データを集約し、大局的な人や車の流れを表現した経路グラフを生成することで、道路データを用いることなく経路分析のような大局的な交通流分析ができる。この技術により、道路が封鎖された時の混雑地点の早期予測や、道路地図がない大規模テーマパーク内の人の流れ、航空機や船舶の航路分析などへの応用が期待されるとしている。

 富士通研究所はこの技術を5月15日~16日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催する「富士通フォーラム2014」(事前申込制、入場無料)に出展するほか、2014年度中の製品搭載を目指すとしている。

(編集部:谷川 潔)