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ホンダ、HondaJetの開発責任者が「航空工学革新賞」受賞

航空業界における新たな設計コンセプトを実現したことが評価

ICAS会議での授賞式の様子。写真中央が受賞者の藤野道格氏
2014年9月11日発表

 本田技研工業は9月11日、HondaJetの開発責任者であり、ホンダ エアクラフト カンパニー 社長の藤野道格氏が、ロシアで開催された第29回ICAS(International Council of the Aeronautical Sciences)会議(会期:9月7日~12日)で「航空工学革新賞(Award for Innovation in Aeronautics)」を受賞したと発表した。

 ICASは航空科学/工学の発展を促す国際的な団体で、今回の受賞では独創的な主翼上面エンジン配置形態などの革新的技術を採用したことにより、HondaJetがクラス最高水準となる巡航速度、燃費、客室・荷室の広さを実現し、航空業界の新たな設計コンセプトを実現したことが評価されている。

 藤野氏は授賞式で「ホンダはビジネス航空業界における新たなスタンダードとなるべく、最先端の航空機を設計することを目指してきました。このように名誉ある賞をいただいたこと、そして世界的権威のある国際航空科学会議から、ホンダの高い研究・開発力を評価されたことを、大変光栄に思います」とコメントしている。

(編集部:佐久間 秀)