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ホンダ、型式証明を取得した「HondaJet」を引き渡し開始

「私たちは、ついに大空へのモビリティの提供を実現した」と藤野社長

2015年12月23日(現地時間)発表

HondaJet引き渡しのようす

 本田技研工業の航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company:HACI)は12月23日(現地時間)、米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市にある本社で「HondaJet」の引き渡しを開始した。

 HondaJetは2014年5月に量産1号機を初公開され、2015年4月から世界13カ国を舞台にデモ飛行などを披露するワールドツアーを実施。12月9日(現地時間)にFAA(米国連邦航空局:Federal Aviation Administration)から航空機の安全性と環境適合性の基準を満たしていることを示す型式証明を取得し、今回の引き渡しとなった。

 HondaJetの開発責任者でもあるHACI 社長の藤野道格氏は「HondaJetの引き渡しを開始することができとてもうれしく思います。ホンダはイノベーションを通じて個人の移動に貢献することに全力を尽くしています。そして私たちは、ついに大空へのモビリティの提供を実現しました。近い将来、多くのHondaJetを世界中の空港でご覧いただけるように努力を続けていきたいと思います」とコメントしている。

HondaJetの引き渡し開始を祝うHACIの従業員

(編集部:佐久間 秀)