独フォルクスワーゲン、WRC第12戦でセバスチャン・オジェ選手が優勝、2年連続の世界チャンピオンに

セバスチャン・オジェ選手が駆るポロ R WRC（1号車）

　独フォルクスワーゲンは、10月23日～26日（現地時間）に行われたWRC（FIA 世界ラリー選手権）第12戦「ラリー・スペイン」において、ポロ R WRCを駆るセバスチャン・オジェ選手が今季7勝目を挙げ、ドライバーズタイトルを獲得したと発表した。

　24日のグラベル（未舗装路）ラリー、25日～26日のターマック（舗装路）ラリーという2つの路面で争われたラリー・スペインで、フォルクスワーゲン・モータースポーツのセバスチャン・オジェ選手（1号車）が2位のヤリ-マティ・ラトバラ選手（2号車）にトータル11秒3の差をつけて優勝。

　この結果、ドライバーズ選手権ランキングでセバスチャン・オジェ選手が242ポイントとなり、2013年に続き2年連続で世界チャンピオンの栄冠を手中に収めた。また、マニュファクチャラーズ選手権ランキングでも2位のシトロエン・トタル・アブダビ・ワールドラリーチームに大差をつけ、フォルクスワーゲン・モータースポーツがタイトルを確定させている。

　セバスチャン・オジェ選手はレース終了後、「2度も世界チャンピオンになれるなんて、夢のような気分です。ラトバラは非常に速く、タイトル争いは大変でした。フォルクスワーゲンという素晴らしいチームの一員であることを誇りに思います」とコメントを発表している。

　なお、最終戦となるWRC第13戦「ラリー・グレートブリテン」は、11月13日～16日の日程で行われる予定。

●FIA 世界ラリー選手権 ドライバーズ選手権ランキング（第12戦終了時点）
セバスチャン・オジェ（フォルクスワーゲン）：242
ヤリ-マティ・ラトバラ（フォルクスワーゲン）：211
アンドレアス・ミケルセン（フォルクスワーゲン）：150
ミッコ・ヒルボネン（フォード）：108
マッズ・オストベルグ（シトロエン）：92
ティエリー・ヌービル（ヒュンダイ）：91

●FIA 世界ラリー選手権 マニュファクチャラーズ選手権ランキング（第12戦終了時点）
フォルクスワーゲン・モータースポーツ：416
シトロエン・トタル・アブダビ・ワールドラリーチーム：187
M スポーツ・ワールドラリーチーム：180
ヒュンダイ・シェル・ワールドラリーチーム：175
フォルクスワーゲン・モータースポーツII：133