ニュース

【LAオートショー2014】レクサスは次世代のコンバーチブルを示唆する「LF-C2」を世界初公開

2014年11月19日(現地時間)開催

最新のメッシュ形状のスピンドルグリルを採用するLF-C2

 トヨタ自動車はロサンゼルスオートショーにおいて、トヨタブランドでの世界初公開はなかったが、レクサスブランドからは新しいデザインコンセプトとなる「LEXUS LF-C2」を公開した。

 レクサスが目指すエモーショナルなデザインをテーマにしたデザインスタディモデルで、光からインスピレーションを得た外観デザインを採用しているという。

 ボディー表面は複雑な造形を取り入れていて、陰影が見る角度や光の加減により変化するそうだ。リアデッキは波を打った独特の形状を採用していてコンバーチブルらしさを表現している。新規開発の外装色となるゴールドイエローは、抑揚のあるボディーデザインとマッチし、存在感のあるスタイルを確立している。

5本スポークをベースとした独創的なデザインのホイール。サイズは20インチ

 インテリアは開放感とパッセンジャーの包まれ感を両立させることを前提にデザインされている。シートは、2+2の独立4シーターで、ダッシュボードからセンターコンソール、リアデッキへと続く一体感のあるデザインが特徴。

 ボディーサイズは、4715×1840×1385mm(全長×全幅×全高)で、先日発売が始まったレクサスRC Fの4705×1850×1390mmに非常に近いサイズとなっている。チーフデザイナーにお話をうかがったところ、あくまでもデザインコンセプトということで、LF-C2が市販導入されるモデルを示唆することはないと語っていた。

 だがレクサスは、過去にSCやISでコンバーチブルモデルをリリースしており、日本国内においてはラインアップから外されている。ブランドとしてコンバーチブルは必要とのことで、デザインコンセプトだが市販化につながる可能性はある。

光からインスピレーションを得た外観デザインを採用しているという

 北米で展開するトヨタの若者向けブランドSCION(サイオン)から登場したのが「iMコンセプト」になる。トヨタ「オーリス」のサイオン版となるiMコンセプトは、若者向けらしく専用のエクステリアが用いられている。トヨタ車をメインに独創的なエアロパーツをリリースするFIVE AXISがデザインを手がけていて、オーリスの面影を残しながらもインパクトあるフロントとリアスタイルを実現。

 iMコンセプトは、現状ではコンセプトモデルとなるが、2015年にはサイオンの新たなモデルとして市販化されることになる。価格は2万ドル以下でリリースすることもアナウンスしている。

初公開されたiMコンセプト。フロント、リアともにディフューザー形状のエアロパーツを装備していて、サイオンブランドらしいルックスに仕上がっている
各種のエアロパーツを装着
ホイールは19インチで、ブレーキも大径タイプを装備。市販化に際にはインチダウンすることになるだろう
排気管はセンターに
インテリアやラゲッジルーム

(真鍋裕行)