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国交省、北陸道と永平寺ICを結ぶ中部縦貫道 福井北JCT〜松岡ICを開通
産業・観光の活性化に期待
(2015/3/2 15:31)
- 2015年3月1日15時開通
国土交通省は、福井県福井市から長野県松本市までを結ぶため建設が進む中部縦貫自動車道において、福井北JCT(ジャンクション)・IC(インターチェンジ)~松岡ICの約2.2kmを3月1日15時に開通した。
今回の開通により、北陸自動車道の福井北JCTから、すでに開通している中部縦貫道の永平寺ICまでの約5.4kmが繋がった。2016年度には永平寺IC~上志比IC間(延長5.3km)も開通予定で、すでに開通している上志比IC~大野ICの15.7kmと合わせると、中部縦貫道の永平寺大野道路部分の約26.4kmが全線開通し、福井市と大野市が繋がることになる。
開通効果として、観光客増加やコンビニなどの新規立地による地域経済に対する波及効果、異常気象の影響による道路規制時の交通確保、中部縦貫道の北陸道と東海北陸自動車道の連結による高速ネットワーク形成などが期待されている。
3月1日に行われた開通式で祝辞を述べた福井県知事西川一誠氏は「中部縦貫道は、福井県を関西方面と中京圏を結ぶ、観光や産業振興に繋がる我が国にとって重要な道路。また、東海・東南海地震など大規模災害が発生した場合、代替的な機能を持つ道路」と位置づけた。
2016年度には大野市まで全線開通となるが、西川知事は「観光客の増加など本県として地域の活性化と飛躍に繋がる」と開通効果への期待感を示し、北陸道の効果を高めるためにも中部縦貫道全線開通の実現を関係者に呼びかけた。