ニュース

ダンロップ、タイヤ点検の重要さを伝える「全国タイヤ安全点検」

2015年4月4日実施

全国47都道府県の53会場で開催された「ダンロップ 全国タイヤ安全点検」

 ダンロップ(住友ゴム工業)は4月4日、首都高速道路 大黒PA(パーキングエリア)を始めとする全国47都道府県の53会場で「ダンロップ 全国タイヤ安全点検」を実施した。会場では点検スタッフがタイヤのチェックをするとともに、日常的にタイヤを点検する重要性をドライバーに伝えた。

 取材に訪れた大黒PAの会場では、点検スタッフが、タイヤに傷や偏摩耗がないか、異物を踏んでいないかなど目視による外観のチェックと、溝の残り具合、空気圧を測定し、ドライバーにタイヤの状態を報告。また、タイヤの日常点検をする4つのポイントを示す冊子などを配って、タイヤ点検の大切さを伝えた。

 配られた冊子の中には、空気圧の低下は燃費の悪化にとどまらず、偏摩耗の発生原因にもつながることが示され、片側に偏摩耗が発生する場合はアライメントが不適正な場合もあるので、クルマの点検も必要になってくることなど、より具体的な内容となっていた。

 また、タイヤの溝に関しては、溝がすり減るとスリップやハイドロプレーニング現象が発生しやすくなることを伝えるとともに、スリップサインのチェックなど誰にでもできる点検方法を示した。

 会場の担当者であるダンロップタイヤ営業本部の杉浦峰史氏は「今回、会場が高速道路のパーキングエリアということで事前に空気圧などを点検されている方も多かったのですが、日常的にタイヤをチェックする必要性を認識されていない方もいましたので、これからもこういった活動を通じて多くの人にタイヤを点検する重要性を知ってもらう必要があると思います」と、点検を実施した感想を話した

 加えて、定期的なタイヤ点検をするメリットについて杉浦氏「空気圧を低いまま乗られると燃費が悪化するだけでなく、タイヤの偏摩耗の原因にもなります。タイヤの空気圧を適正に保つことは、燃費とともにタイヤを長持ちさせる重要なポイントになりますので、定期的なタイヤ点検をお勧めします」とアドバイスした。

残りの溝、空気圧、傷のチェックなどをしてドライバーにタイヤの状態を伝えた
午後2時ごろの段階で70台を超えるクルマをチェックしたという
大黒PAで実施された「ダンロップ 全国タイヤ安全点検」
新品タイヤと使い古しのタイヤの比較
タイヤのサイドにある三角マークのところを見るとスリップサインをチェックできる
溝の底に段が付いているところがスリップサイン
溝のチェック。溝の深さが1.6mm未満のタイヤは、法律で使用してはならないと定められているので交換が必要となる
このタイヤは溝が十分残っていた
会場には、実際に磨り減ったタイヤと新品タイヤを並べて、タイヤ交換の判断材料となる展示なども行われた。

(編集部:椿山和雄)