ニュース

ホンダ、「ゴールデンボンバー」出演の「2輪車新TVCM」発表会

“ゲンチャ”の楽しさをゴールデンボンバーの4人がアピール

2015年4月24日開催

TVCMではゴールデンボンバーの新曲が流れる

 本田技研工業は4月24日、新たに全国放映するTVCMの発表会を開催した。若者に人気の高いヴィジュアル系エアーバンド「ゴールデンボンバー」をキャストに起用し、同グループの新曲をBGMに、メンバーの4人がホンダの原付バイク「スーパーカブ50」「Dunk」「タクト」「モンキー」を走らせるという内容。

 発表会では、CM撮影の舞台裏をメンバーが明かすトークセッションも実施。なお、新TVCMは4月25日から全国放映の予定。メイキング映像などが見られるキャンペーンサイト(www.honda.co.jp/gentsuki/)も4月24日にオープンしている。

キーメッセージは「ゲンチャであそびつくせ!」

本田技研工業 取締役執行役員 二輪事業本部長 青山真二氏

 初めに壇上に立った本田技研工業 取締役執行役員の青山真二氏は、1984年をピークに原付バイクの売り上げが年々減少しており、この要因の1つに「大学生など若い世代の原付バイク離れ」があると述べた。そこで、「原付バイクの持つ魅力を時代に合った内容で、大学生を中心とした若くて活動的な世代に伝えること」を目的に、ゴールデンボンバーを起用したTVCMを制作。「2020年までに国内における2輪車の年間販売台数を100万台にする」という経済産業省が打ち出した目標を達成するためにも、若い世代に原付バイクに興味を持ってもらい、需要を喚起することが重要だと語った。

 TVCM以外の展開としては、4月24日付けで専用のキャンペーンサイトを立ち上げたほか、「大学の学園祭などともコラボして若者とコミュニケーションを図っていきたい」としている。なお、今回のキャンペーンにおけるキーメッセージは「ゲンチャであそびつくせ!」。若者世代になじみのある“ゲンチャ”という言葉を用いることで、親しみやすさを表現しながら訴求していく方針だ。

発表会では新TVCMが上映された

走行中に興奮しまくった歌広場淳さん

全員バイクにまたがりながらのトークセッション

 発表会の後半に行われたゴールデンボンバーのトークセッションでは、メンバーの4人が実際に撮影で使った原付バイクにまたがりながら、CM撮影の舞台裏を思い入れたっぷりに語った。鬼龍院翔さんは、今回のTVCMのために作った曲「好きだけじゃ足りなくて」について、「曲がヘボかったら、別の人になる(キャストが変わる)のではないか。代わりはいくらでもいますからね」と終始心配していたことを報告しつつも、「使っていただけたのでうれしかった」と語った。

鬼龍院翔さん
鬼龍院さんは撮影に使った先導車に興奮
CM撮影に原付免許取得がなんとか間に合ったという歌広場淳さん

 歌広場淳さんは、CM出演が決定した際にはまだ無免許状態。「ほかの3人は持っているが、僕だけ原付免許がない。僕が原付に乗らない絵コンテも用意されていた」と打ち明け、それでも撮影までに免許取得が間に合って安堵したというエピソードを披露。免許が取れた直後には、喜びを伝えるべく、樽美酒研二さんに電話で報告したときに「そんなことより、今具合が悪いんだよ」と言われたなど、自分とほかのメンバーの温度差にショックを受けたことも明かした。

歌広場淳さんがうざかったと語る喜矢武豊さん

 喜矢武豊さんは、撮影中に「真後ろで走っているのが歌広場淳だったんですけど、免許取り立てでとにかく楽しかったのか、『うわ、やべー!めっちゃ楽しい!めっちゃ気持ちいい!やべー』とずっと言ってて、俺の楽しさが半減した」と恨み節。

樽美酒研二さん

 CM中では4人が釣り堀で釣りに興じるシーンもあるが、樽美酒研二さんは「今まで釣り堀で1匹も釣れたことがなかったんですけど、初めて釣れてうれしかった」とコメント。その半面、遊園地のシーンでは撮影がうまくいかず、苦手である絶叫系アトラクションに計4回も乗ることになり「それだけはつらかった。自分の絶叫系アトラクションの限界が4回だということを初めて知りました」と、原付バイクに全く関係ない話題で会場の笑いを誘った。

釣り堀と遊園地のアトラクションも満喫!?

(日沼諭史)