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トヨタ、ジュリー・ハンプ氏が常務役員を辞任

6月19日に開催した会見でジュリー・ハンプ氏についてコメントするトヨタ自動車 代表取締役社長 豊田章男氏
2015年7月1日発表

 トヨタ自動車は7月1日、同社の常務役員 ジュリー・ハンプ氏から6月30日に提出された常務役員職辞任届を受理したことを発表した。

 発表のなかでは、一連の騒動によって世間を騒がせたことを改めて謝罪。「現在も捜査が継続しており、弊社よりご説明できる内容が非常に限られておりますので、このようなステートメントを発表させていただきました」とのこと。

 また、ハンプ氏の常務役員への登用については、「日本国籍ではない役員が日本に常駐するという弊社にとって初めての経験であり、大きな決断でもありました。弊社といたしましては、今回の件を踏まえ、世界のどこでも社員が安心して働き、活躍することができるよう、改善すべき点はしっかりと改善した上で、『真のグローバル企業』を目指し、国籍、性別、年齢などにかかわらず、多様性を尊重し、『適材適所』の考え方に基づいた人材登用を今後とも進めてまいる所存です」としている。

(編集部:佐久間 秀)