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トヨタ、HVシステムの不具合で「プリウスα」などリコール。計34万2401台

昇圧回路に想定外の熱応力が加わり、素子が損傷して走行不能となるおそれ

2015年7月15日発表

 トヨタ自動車は7月15日、ハイブリッドシステムの制御ソフトに不具合があるとして「プリウスα」とOEM供給するダイハツ工業「メビウス」のリコールを国土交通大臣に届け出た。対象となるのは、2011年2月4日~2014年11月12日に生産した34万2401台。

 不具合は、ハイブリッドシステムの制御ソフトが不適切なため、電力変換器(DC-ACインバータ)の昇圧回路用素子が熱応力で損傷することがある。そのため、警告灯が点灯しフェールセーフのモータ走行となり、素子損傷時に電気ノイズが発生した場合には、ハイブリッドシステムが停止し、走行不能となるおそれがある。

 不具合に対する改善措置として、全車両、制御ソフトを対策仕様に修正を行い、制御ソフト修正後に素子が損傷して警告灯が点灯した場合、電力変換器(DC-ACインバータ)のモジュールを無償交換するとのこと。

(編集部:椿山和雄)