メルセデス・ベンツ、ミッレミリアでの「300 SL」優勝60周年を記念する特別仕様車「SL 350 Mille Miglia 417」

　メルセデス・ベンツ日本は8月20日、「SL」の特別仕様車「SL 350 Mille Miglia 417」の受注を開始した。価格はボディーカラーによって異なり、designoマグノナイトブラック（マット）が1360万円、マグネタイトブラック（メタリック）が1320万円。各モデル10台ずつの計20台が用意される。ステアリング位置は左のみ。

ゼッケンナンバー「417」の300SL

　車名に入るミッレミリアとは1927年～1957年にイタリアで行われていたレースで、北イタリアのブレシアを出発し、ローマで折り返して再びブレシアに戻るという計1000マイルのコースを舞台に行われた。1955年のレースでは、スタート時刻の「4時17分」を表すゼッケンナンバー「417」の300SLが、11時間29分21秒というタイムで生産型スポーツカークラスで優勝（総合5位）。今回の特別仕様車は、このミッレミリアでの「300 SL」優勝60周年を記念するモデルになっている。

　SL 350をベースとし、ボディカラーにはdesignoマグノナイトブラック（マット）とマグネタイトブラック（メタリック）の2色を設定。フロントとリアのスポイラーリップをはじめ、AMGマルチスポークアルミホイールのリムエッジ部やブレーキキャリパーにレッドのアクセントが施されるとともに、トランクリッドスポイラーリップにはマットカーボンを採用。さらに“MILLE MIGLIA 417”のエンブレムがサイドにあしらわれている。

　インテリアカラーはブラックで、カーボンマットのインテリアトリムに加え、シートとステアリングに専用のカーボンパターンエンボス加工が施された。またシートステッチ、センターコンソール、ステアリングのグリップ部などにクラシックレッドのアクセントが配されるとともに、ヘッドレストには“SL MILLE MIGLIA 417”、フロアマットには”1000 MIGLIA“の文字が刺繍された。

エクステリアではフロントとリアのスポイラーリップ、AMGマルチスポークアルミホイールのリムエッジ部、ブレーキキャリパーにレッドのアクセントが入る

インテリアでもシートステッチ、センターコンソール、ステアリングのグリップ部などにクラシックレッドのアクセントが配される

●エクステリア
・レッドフロントスポイラーリップ
・レッドリアスポイラーリップ
・AMGカーボンマットトランクリッドリアスポイラーリップ
・専用サイドエンブレム
・レッドブレーキキャリパー
・マットブラック/レッドペイントAMGマルチスポークアルミホイール（フロント19インチ/リア20インチ）

●インテリア
・シート（クラシックレッドアクセント入り）
・ヘッドレスト（“SL MILLE MIGLIA 417”ステッチ入り、カーボンパターンエンボス入りレザー
・ステアリング（カーボンパターンエンボス入ナッパレザー、ブラック／クラシックレッド）
・ドアパネル（クラシックレッドコントラストステッチ入り）
・アームレスト（クラシックレッド）
・センターコンソール（クラシックレッド）［中央小物入れ部分］
・フロアマット（クラシックレッドパイピング、専用ラベル付）