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伊フェラーリ、V型8気筒エンジンのオープントップスポーツカー「488 スパイダー」世界初公開

フランクフルトでApple「CarPlay」の全車搭載を発表

2015年9月15日(現地時間)発表

 伊フェラーリは9月15日(現地時間)、V型8気筒エンジンのオープントップスポーツカー「488 スパイダー」を、フランクフルトモーターショーで公式発表した。

 488 スパイダーには、クーペモデル「488 GTB」と同じV型8気筒 3.9リッター ターボエンジンを搭載。最高出力492kW(670PS)/8000rpm、最大トルク760Nm/3000rpm(7速ギア時)を発生し、7速DCT(F1デュアルクラッチ・トランスミッション)を組み合わせる。

 0-100km/h加速は3秒以内、0-200km/h加速は8.7秒。ターボラグを排除したことで、ターボエンジンでありながら切れ味の鋭いエンジン応答性能を実現させたとしている。

 488 スパイダーに採用されたスペースフレームシャシーは、11種類の異なる6000系アルミニウム合金が使われ、各部位の用途・要求に合わせてマグネシウムの含有率を変えて最適化。ルーフに強度を持たせる構造を採用したことで、クーペ・モデルと同等のねじれ剛性や屈折剛性を実現。総合的な車両のシャシー性能は「458 スパイダー」比で23%向上させた。軽量なRHT(リトラウタブルハードトップ)や後方のウインドストップ・ガラスで、車内への騒音などを遮断して快適性を高めた。

 また、会場ではiPhoneのカーナビゲーションアプリ、音楽再生などの機能を操作できるAppleの「CarPlay」が、フェラーリの全ラインアップに対応することも発表された。「FF」「カリフォルニア T」での採用に続き、「488 GTB」「488 スパイダー」「F12 ベルリネッタ」が「CarPlay」に対応した。

(編集部:椿山和雄)