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【WEC 第6戦 富士】トヨタの中嶋一貴選手「天候の変化がチャンスに」

アンドレ・ロッテラー選手、マーク・ウェーバー選手とともに記者会見に出席

2015年10月9日~11日開催

 10月9日、富士スピードウェイで「2015 FIA 世界耐久選手権 第6戦 富士6時間耐久レース」が開幕。初日の9日は公式練習が行われたほか、参戦ドライバーによる記者会見でテストの手応えやレースに向けた意気込みを語った。

トヨタチームを代表して記者会見に参加した中嶋一貴選手

 会見では、トヨタチームを代表して中嶋一貴選手が「今年、優勝するためにはチャレンジングな戦いになるが、2013年のレースのように何が起こるか分からないので、雨が降った場合には差が縮まると思うので、そういったチャンスに期待している」と話した。

 続けて中嶋選手は「エンジンに関してはアップデートがあり、チームが上を目指してプッシュしているのはよいこと。ラップタイムも上がっているので期待している」と、ホームコースの戦いに対する意気込みを語った。

 また、アウディを代表して出席したアンドレ・ロッテラー選手は「タイヤのよい状態を最後のセクターまで保つのは大変だが、チャンピオンシップで勝たなければならないので、このレースに関してもプッシュしていきたい」、ポルシェチームを代表して出席したマーク・ウェーバー選手は「とても有意義なテストだった。今回の大会に限らず、この先のレースに向けてよいデータが取れた」とそれぞれコメントした。

アンドレ・ロッテラー選手
マーク・ウェーバー選手

 同記者会見には、富士スピードウェイの地元、小山町にある足柄小学校の生徒が参加。選手に向けて生徒代表から「私はバスケを習っていて、試合の前にシュートやドリブルの練習をしますが、選手の皆さんはレース前に何かすることはありますか?」と英語で質問。

 生徒からの質問に、選手を代表して回答した中嶋選手は「人それぞれジンクスみたいなものがありますが、僕が若い頃は毎レース毎レース、同じパンツを履いたりしていました。ちゃんと毎回洗ってましたが(笑)。だんだんレースに慣れてくると、そういうことは考えなくなりましたが、レース前には頭の中でどういう走りをするのかを考えたりして準備をしています」などと回答。会見終了後に生徒たちとの記念撮影に応えていた。

足柄小学校の生徒達と記者会見に出席した選手たちで記念撮影

(編集部:椿山和雄)