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STI、スバル「WRX STI」に限定400台のコンプリートモデル「S207」「S207 NBR CHALLENGE PACKAGE」
EJ20シリーズ最高の最高出力328PS/最大トルク44.0kgmを発生。受注期間2016年3月6日まで
(2015/10/28 08:00)
- 2015年10月28日発売
- 標準仕様:599万4000円
- NBR CHALLENGE PACKAGE(限定200台):631万8000円
- NBR CHALLENGE PACKAGE YELLOWEDITION(限定100台):637万2000円
STI(スバルテクニカインターナショナル)は、スバル(富士重工業)「WRX STI」をベースとした400台限定の特別仕様車「S207」を10月28日より発売する。価格は、標準仕様が599万4000円、「NBR CHALLENGE PACKAGE」(限定200台)が631万8000円、「NBR CHALLENGE PACKAGE YELLOWEDITION」(限定100台)が637万2000円。
S207の生産台数400台のうち限定200台で設定した「NBR CHALLENGE PACKAGE」は、STIが参戦しているニュルブルクリンク24時間レースをイメージさせるモデルとして、専用ドライカーボン製リアスポイラーや2015年の同レースクラス優勝記念オーナメントを装備。100台限定で設定した「NBR CHALLENGE PACKAGE YELLOW EDITION」(2015年11月30日まで受注)は専用色として「サンライズイエロー」を採用した。
ボディーカラーは、「WRブルー・パール」「クリスタルホワイト・パール」「クリスタルブラック・シリカ」の3色。「NBR CHALLENGE PACKAGE YELLOW EDITION」以外のモデルの受注期間は2016年3月6日まで。
「S207」は、Sシリーズ史上最高スペックとなる最高出力328PS/7200rpm、最大トルク44.0kgm/3200-4800rpmを発生するEJ20型水平対向4気筒DOHC 2.0リッターターボエンジンを搭載。変速機は6速MTを組み合わせ、駆動方式は4WDとなる。
エンジンには、構成部品のバランス取り、専用設計のECUによるエンジン制御、ベース車比で通気抵抗を約50%低減した排気システムを採用したほか、ボールベアリングターボによる効率化や過給圧アップなどを施した。
フロントサスペンションには、国内メーカー初採用となる専用開発のビルシュタイン製減衰力可変ダンパー「ダンプマチックII」を採用。また、専用設計のダンロップ「SPORT MAXXRT255/35 R19」タイヤ、「11:1」のギヤ比をもつステアリングギヤボックス、「STI製のフレキシブルタワーバー」「フレキシブル ドロースティフナー」などの採用で、ベース車比(STI社内実験結果)で、ヨーレートの応答遅れ時間を約13%、横G遅れを約10%低減、車線変更時ロールレートを約23%低減。操縦安定性と乗り心地を高めたとしている。
ブレーキには、ブレンボのモノブロック対向ブレーキキャリパー(フロント6ピストン、リア4ピストン)とドリルドローター(フロント2ピース・リア1ピース)の組み合わせで、ブレーキパッド面をフレッシュな状態に保ち、フェード現象を抑制しつつ高い制動力を安定して発揮させるとしている。
エクステリアは「STI製専用大型フロントアンダースポイラー」「リアバンパーエアアウトレット」を採用して走行性能を向上。インテリアはセミアニリンレザーを表皮に採用したS207専用設計のレカロ「バケットタイプフロントシート」で大腿部のサポートと腰まわりのホールド性を向上させ、バックレストのフォルムを最適化するなど、ホールド性を追及した。遮音用中間膜を挟み込んだフロントウィンドスクリーンの採用や吸音材・防振材などを追加して、静粛性や快適性など走りの上質感に配慮した。