独フォルクスワーゲン、排出ガスのCO2にも問題を確認。約80万台に影響

　独フォルクスワーゲングループは11月3日（現地時間）、ディーゼル問題の解明を進める内部調査で、型式承認に必要なCO₂レベルでの不正を確認したと発表。現在、グループ全体で約80万台に影響する可能性があるという。

　今回、同社はディーゼルエンジンに関連するすべてのプロセスとワークフローを見直した結果、いくつかのモデルでCO₂レベルの数値が、CO₂認証プロセスにおいて走行時よりも非常に低く設定されていることを確認した。影響を受ける約80万台の該当モデルの「大部分はディーゼルエンジン」として、ディーゼルエンジン以外も含まれていることを示唆した。

　独フォルクスワーゲンの最高経営責任者（CEO）マティアス・ミューラー氏は「当局と協力し、敏速に行動して問題の透明性を図ることを継続する」と強調。約20億ユーロ（約2656億円）の影響があることを明かした。