JXと東燃ゼネラル、2017年4月の経営統合に向け基本合意

JXホールディングスと東燃ゼネラル石油は2017年4月を目処に両社グループの経営統合を目指すことで基本合意した

　JXホールディングスと東燃ゼネラル石油は12月3日、2017年4月を目処に両社グループの経営統合を目指すことで基本合意書を締結したと発表した。今後、両社は統合に向けた詳細な検討と協議を進め、2016年8月を目処に経営統合に関する最終契約を締結予定。

　経営統合の方法は、JXHD完全子会社のJX日鉱日石エネルギーを吸収合併存続会社とし、JXHDの普通株式を対価とするいわゆる三角合併を行うことを基本とした。統合比率など最終的な内容については、経営統合本契約を締結するときまでに両社協議のうえ正式決定される。

　また、両社グループが現エネルギー事業で使用している各ブランドは、経営統合後も継続して使用。将来の統合エネルギー事業にとって最適なブランド政策については、今後検討していくとしている。

　統合の効果としては「製油所、油槽所などの統廃合」「川崎地区の製造拠点の一体運営」「組織の統廃合および効率化」「精製・製造、需給、物流および販売の最適化の実行」を計画を掲げ、経営統合後5年以内に1事業年度あたり連結ベースで1000億円以上の収益改善効果を達成することを目標とした。