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レクサス、新型クーペ「LC500h」を2017年春頃に日本発売
エンジン回転と加速感をマッチさせた2モーターのマルチステージハイブリッドシステム採用
(2016/2/18 19:01)
- 2016年2月18日(現地時間) 発表
レクサス(トヨタ自動車)は2月18日(現地時間)、日本で2017年春頃発売予定の新型クーペ「LC500h」をオランダのデン・ハーグで世界初披露した。同モデルにはエンジン回転と加速感をマッチさせた世界初のマルチステージハイブリッドシステムが採用される。
LC500hは、最高出力220kW/6600rpm、最大トルク348Nm/4900rpmを発生するV型6気筒3.5リッターエンジンを搭載。走行用モーターに自動変速機構を組み合わせたマルチステージハイブリッドシステムにより、システム全体の最高出力は264kWとなる。
世界初のマルチステージハイブリッドシステムは、2つのモーターを使用したレクサスのハイブリッドシステムに有段ギアの自動変速機構を組み合わせたもので、エンジンとモーター両方の出力制御を可能にした。
エンジンの高回転化と合わせて、低速域ではエンジン使用領域を高回転側に拡大。加えて、低速域から高速域までシステム効率の高い動作点を選択してEV走行領域も広げ、エモーショナルな走りと燃費性能に優れたクルージング走行を両立させたという。
また、ドライバーのアクセル操作に連動したダイレクトな加速フィーリングを実現するとともに、マニュアル感覚のドライブ操作が楽しめる「Mモード」をレクサス車として初採用して走りの楽しさを強調した。
駆動用バッテリーにはリチウムイオン電池を採用。小型軽量化した走行用モーターを採用して小型軽量化と高出力を両立。また、リチウムイオン電池はLC開発のポイントであるクルマの低重心化にも貢献する。
なお、V型8気筒 5.0リッターエンジン搭載モデルの「LC500」についても日本で2017年春頃発売予定。LC500hについは、スイス・ジュネーブで開催される2016年ジュネーブモーターショーに出展される。