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三菱自動車、ジュネーブショーでピックアップトラック「L200 GEOSEEK Concept」とコンパクトSUV「ASX GEOSEEK Concept」を世界初公開

航続距離400kmを実現するコンパクトSUVのコンセプトカー「eX Concept」を欧州初公開

2016年2月23日発表

ジュネーブモーターショー2016で世界初公開されるピックアップトラックのコンセプトモデル「L200 GEOSEEK Concept」(左)と、コンパクトSUVのコンセプトモデル「ASX GEOSEEK Concept」(右)

 三菱自動車工業は、「第86回ジュネーブモーターショー2016」(プレスデー:3月1日~2日、一般公開日:3月3日~13日)においてピックアップトラックのコンセプトモデル「L200 GEOSEEK Concept」と、コンパクトSUVのコンセプトモデル「ASX GEOSEEK Concept」を世界初公開するとともに、航続距離400kmを実現する次世代EVシステムを採用したコンパクトSUVのコンセプトカー「MITSUBISHI eX(electric X[cross]-over) Concept」を欧州初公開する。

 今回世界初公開されるピックアップトラック「L200 GEOSEEK Concept」(タイ名:トライトン)とコンパクトSUV「ASX GEOSEEK Concept」(日本名:RVR)は、SUVらしさをいっそう強調し、アウトドア用品のギア感(道具感)を表現した、アウトドアレジャーシーンに映えるドレスアップを施したコンセプトカー。

 いずれのモデルもボディカラーはタフさを表現したソリッド調のパールグレイとし、SUVの機能性を象徴するフォグランプベゼル、フェンダーリップ、アルミホイールリム、サイドガーニッシュ、テールゲートスポイラー、リアバンパーとともにアイキャッチしやすいドアミラーに、アクティブなイメージのオレンジを挿し色として配色。また、フロントグリルにメッシュ状のインナーグリル、フロントバンパー下部にスキッドプレートを採用したほか、自転車やキャンプ道具を搭載できるルーフバケットを装着し、アクティブスタイルを演出している。

 そのほか「L200」ではルーフレールに作業灯やグリップ、「ASX」ではLEDフォグランプを採用することで、それぞれのクルマの個性を引き立てた。

 インテリアはブラック内装をベースとし、エクステリア同様にアクティブなイメージのオレンジを要所に挿し色として配色。スポーツウェアのようなカジュアルでスポーティなインテリアとした。また、センター部には通気性のよいメッシュ素材とサイド部には滑りにくいスエード調の生地を採用した、機能性に優れたシートカバーを装着している。

コンパクトSUVのコンセプトカー「MITSUBISHI eX Concept」

 一方、欧州初公開となる「MITSUBISHI eX Concept」は2015年の東京モーターショーで世界初公開された、航続距離400kmを実現する次世代EVシステムを採用したコンパクトSUVのコンセプトカー。電動化技術や4輪制御技術をはじめ、コネクティッドカー技術と予防安全技術を組み合わせた自動運転技術などを採用しているのが特長。

 自動運転技術では、高速道路などでカメラやレーダーなどの情報から周囲の状況を解析し、自動で車両の加減速や車線の維持・変更を行なう準自動走行を実現。また、ホテルやレストランなどの駐車場で駐車場側のシステムと車両のシステムをコネクティッドカー技術で連携させ、すべて自動で入出庫する自動バレーパーキングを実現するという。

 そのほか会場では、プラグインハイブリッドEV「アウトランダーPHEV」に搭載するPHEVシステムとツインモーター4WDの技術特長を紹介するシャシーモデルや、駆動用バッテリーから住宅などへの電力供給をイメージした展示を行ない、電動車としてのメリットを分かりやすくアピール。さらに同社の電気自動車研究・開発の50周年を記念し、これまでの研究・開発の歴史や普及に向けての取り組みについても紹介される。

(編集部:小林 隆)