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ソーラーフロンティア、自社ソーラーパネルを使う屋根一体型カーポートが宮崎県国富町役場で採用

6台分の駐車スペースで年間1万5000kWhの発電を見込む

2016年3月22日 発表

 ソーラーフロンティアは3月22日、同社の薄型・軽量ソーラーパネルを使用する屋根一体型カーポートが、宮崎県東諸県郡国富町の役場駐車場に設置されたと発表した。こうした発電設備が官公庁施設に設置されるのは全国初とのこと。

 今回設置されたカーポートは植松商事が開発した「SOLA+CARPORT(ソラタスカーポート)」。ソーラーフロンティア製ソーラーパネルの薄型・軽量といったメリットを活かし、違和感の少ないスタイリッシュな屋根一体型デザインを実現したほか、雨や積雪に対しても高い耐性を発揮。このほか、独自技術による優れた止水構造、短時間での設置などの特徴を持つという。

 このカーポートを採用した国富町には、太陽電池モジュールを製造するソーラーフロンティアの国富工場もあり、国富町は「太陽光発電の町」をスローガンに掲げて太陽光発電の普及に取り組み、太陽光発電由来の電力で町内の電力自給率が100%を超えている。設置されたソラタスカーポートには、普通自動車4台分、障がい者用駐車スペース2台分の計6台分で計12kWのソーラーパネルを採用。年間約1万5000kWhの発電量を見込んでおり、併設する蓄電池12kW相当と合わせて国富町役場で活用。昼間に発電した電力を蓄電池に蓄えて夜間に使い、国富町における電力の自給率の向上に寄与するとしている。

(編集部:佐久間 秀)