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横浜ゴム、新型道路ジョイント「YHT-N」が首都高 1号羽田線で採用

止水性と耐久性を高め、コンパクト設計で幅広い取り替え補修に対応

2016年3月31日 発表

横浜ゴムの「YHT-N」型が採用された首都高 1号羽田線

 横浜ゴムは3月31日、同社の道路橋用伸縮装置(道路ジョイント)の新製品「YHT-N」型が、1月に首都高速道路 1号羽田線の道路ジョイント交換品として採用され、このほど設置工事を完了したと発表した。

「YHT-N」型は2015年1月に発売され、従来品の「YHT」シリーズから製品内部の止水ゴム部を改良。止水性と耐久性を高めたほか、コンパクトな構造を実現してより幅広い取り替え補修に対応できるようにした。また、採用条件として設定された騒音・振動試験については、同社のタイヤテストコース「D-PARC」で実施。これらの結果として今回の採用となったという。

 この実績から、同社では老朽化が進む高架部の大規模な補修を計画している首都高全域での採用を目指していくほか、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に伴ない予想される、会場周辺で実施される補修での道路橋用伸縮装置の需要拡大により販売拡大を図るとしている。

従来品から止水性と耐久性が高められ、コンパクトな構造となった

(編集部:佐久間 秀)