アウディ、“オーバーブーストモード”で最大トルク750Nmを実現する「S8 プラス」

　アウディ ジャパンは4月19日、フラグシップセダン「A8」シリーズのスポーツモデル「S8」の内外装やエンジンパフォーマンスを一新。新たに「S8 プラス」として販売する。ステアリング位置は左右から選択でき、価格は2008万円。

　S8 プラスでは、V型8気筒 DOHC 4.0リッター直噴ツインターボ「CTF」エンジンの主力を、これまでの最高出力382kW、最大トルク650Nmから85PS/50Nm向上させ、最高出力605PS、最大トルク700Nmに増強。さらに短時間のみ使用できる“オーバーブーストモード”により、最大トルクを750Nmまで高めることも可能になった。これにより、0-100km/h加速は4.1秒から3.8秒に短縮され、最高速は305km/hとしている。また、シリンダーオンデマンド（気筒休止システム）やスタートストップシステムを追加して、環境性能を高める高効率化も実施されている。

　装備面では優れたハンドリング性能と快適な乗り心地を両立させる「アダプティブエアサスペンションスポーツ」を新採用。先進安全機能「アウディプレセンスプラス」も標準装備しており、自動ブレーキ機能の「アウディブレーキガード」「アウディサイドアシスト/アウディアクティブレーンアシスト」「アダプティブクルーズコントロール」などを追加した。

　このほかに外観では、ブラック基調のシングルフレームグリル、カーボン素材を使ったフロント＆リアバンパー、ボディ同色のリアスポイラーを採用。ウィンドウトリムをブラックに、リアコンビネーションライトをスモーク仕様に変更して印象を引き締めている。さらにスポーツエキゾーストシステム、ウェーブデザインディスクローターの軽量セラミックブレーキ、21インチの5ダブルアーム デザイン ポリッシュトアルミホイール（タイヤサイズは275/35 ZR21）などを標準装備している。

エンジン出力の向上などに合わせ、外観もブラック基調のシングルフレームグリルや21インチの5ダブルアーム デザイン ポリッシュトアルミホイールの採用などで印象を引き締めている