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ブラジルトヨタ、NR型エンジンを生産するポルトフェリス工場で開所式

中南米初のエンジン工場で年10.8万基を生産

2016年5月11日 発表

 トヨタ自動車のブラジルにおける製造・販売会社Toyota do Brazil LTDAは5月10日(現地時間)、サンパウロ州ポルトフェリス市内にあるエンジン工場の開所式を実施した。同工場の生産能力は年産10.8万基、排気量1.3リッターと1.5リッターのNR型エンジンを生産して「エティオス」に搭載する。

 トヨタとして中南米地域で初となるエンジン工場は、同じサンパウロ州で車両を生産するインダイアツーバ工場とソロカバ工場の中間地点に位置する。従業員数は約320名。投資額は約180億円(約5.8億レアル:1レアル=31円で換算)。2月より稼働を開始した。

 式典では、トヨタ自動車専務役員のセント・アンジェロ氏が「トヨタは持続的に成長し続ける企業を目指している。今回のエンジン工場での生産開始は、アルゼンチン、ベネズエラ、およびブラジルでの車両生産とともに、中南米地域の今後の更なる発展に貢献し、トヨタの長期戦略の礎となるだろう」とコメントした。

(編集部:椿山和雄)