写真で見る「三菱 パジェロミニ」 大幅に生まれ変わった「パジェロ」譲りの軽SUV |
パジェロミニ(Navi Edition VR) |
123万4800円~165万9000円
パジェロミニは、SUV「パジェロ」譲りの本格な4WDシステムと、軽自動車の手軽さや経済性を兼ね備えた車として、三菱自動車工業が1994年より発売しているSUV型軽自動車。現在のモデルは、軽自動車の規格変更に伴って1998年10月にフルモデルチェンジした2代目となる。登場から約10年が経過しているモデルライフの長い製品だが、2008年9月3日のマイナーチェンジではインテリアを中心に大幅な変更が実施された。
このマイナーチェンジでは、インテリアデザインが大幅に変更され、直線基調デザインかつダーク系カラーであったインストルメントパネルを、曲線を取り入れブラン系カラーで彩られたデザインに変更。あわせて、シート生地もブラウン系カラーのメッシュタイプに変更し、メーターパネルもシルバーリングを付加した大型3連メーターにすることで、上質感と高級感を向上させている。
エクステリアでも、フロントマスクをパジェロ譲りのスタイルに変更して上質感を向上。リアも、リアコンビランプの統合や、ハイマウントストップランプの位置変更、スペアタイヤの位置を中央付近に変更するなどしてシンプルなデザインに変更した。このほか、4WDの4AT車で0.6km/L、2WDの4AT車と4WDの5MT車で0.2km/Lの燃費向上、電装品制御機能「ETACS(Electronic Time and Alarm Control System:エタックス)」の機能強化も施されている。
軽SUVは、2008年11月現在で5メーカーより5車種が発売されている、このうち、日産自動車が10月30日に発売した「キックス」はパジェロミニのOEMモデルとなる。キックスは、フロントマスクのデザインやインテリアカラーなどが変更されているものの、パジェロミニとほぼ同一の仕様となる車だが、自然吸気エンジン/2WDグレードや、2トーンカラー/3ウェイ2トーンカラーのボディーカラーなどがパジェロミニでは選択できる。
今回、マイナーチェンジ時に追加された、ワンセグチューナー内蔵カーナビ「三菱マルチエンターテイメントシステム(MMES)」を標準装備するグレード「Navi Edition VR」を写真で紹介する。なお、マイナーチェンジでは同時に、Navi Edition VRの自然吸気エンジン/2WDグレード「Navi Edition XR」と、3ウェイ2トーンボディカラーを標準としルーフレールや撥水ドアガラスなどを追加したグレード「EXCEED」も追加している。
■エクステリア
■インテリア
■パワートレイン
パジェロミニのエンジンルーム | エンジンフードのインタークーラー用吸気口の裏側 | ターボエンジンモデルに搭載されているインタークーラー。エンジンは直列4気筒 SOHC 16バルブで、現在の三菱の軽自動車では唯一の4気筒エンジンとなる |
フロントサスペンションの取付部分 | パジェロミニの前輪。一部グレードを除いて15インチアルミホイールを装備 | パジェロミニの後輪。タイヤサイズは175/80 R15を採用 |
標準装備のタイヤは、横浜ゴムのSUV用タイヤ「GEOLANDAR GO31」 | フロントサスペンションの構造 |
■URL
三菱自動車工業株式会社
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/
ニュースリリース
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/publish/mmc/pressrelease/news/detail1826.html
製品情報
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/pajero_mini/index.html
(編集部:大久保有規彦)
2008年11月10日