写真で見る「BMW 3シリーズ」マイナーチェンジ
日本市場のリクエストに応えて改良

11月13日発売
434万円~1023万円


 BMWのミドルクラスセダン「3シリーズ」が11月13日にマイナーチェンジした。

 キドニーグリル(フロントグリル)の幅を広げ、よりスポーティーなルックスにするなどのフェイスリフトが行われたほか、BMWインテリアの新たなアイコン「iDrive」の改良や、全幅を1800mmに狭めるといった改良が行われており、とくにiDriveと全幅は日本市場のリクエストに応えた変更としている。iDriveはマイナーチェンジにより、全車標準で装備されることになった。

 3シリーズは、JAIA(日本自動車輸入組合)の月間ランキングでコンスタントに3位以内に入っており、日本での人気は不動の車種だ。今回のマイナーチェンジは、こうした日本のユーザーがBMW全体に与える影響の大きさをうかがわせるものだ。

 本稿では、4気筒エンジンを搭載する「320i」の、セダンとワゴン(ツーリング)の変更点を、東京の「BMW Group Studio」で撮影した写真を中心にお届けする。3シリーズに用意されるグレードと価格の一覧は、末尾に記した2008年10月3日の関連記事を参照してほしい。

320iセダン。フロントのほか、リアコンビネーションランプの形状が変更され、LEDが採用されている。撮影した車両は、レザーシート、フロントシートヒーター、ウッドインテリアを含む「Hi-Lineパッケージ」(32万円)と、メタリックペイント(7万5000円)、マルチスポーク・スタイリング284アロイホイール(17万1000円)を装着している
BMW伝統のキドニーグリルの幅が広がり、ボンネットにはプレスラインを追加。バンパーの造形も複雑になったワイパーはフラットタイプ全幅を1800mmに抑えるために、ドアハンドルの形状を変更した
ドアミラーは上下に大きくなり、視認性が向上した。ドイツの法規制によるもの
iDrive。これまではダイヤル1つでカーナビ、オーディオ、ダイアグノーシスなどの操作ができるのがウリだったが、メニューの階層が深くなって、操作がやや増えるという欠点もあった。マイナーチェンジでは、「CD」「MENU」などのボタンで、主要な機能にダイレクトアクセスできるようになった。「MAP」はカーナビの「現在地」ボタン。「BACK」(戻る)ボタンも追加されている。カーナビに慣れた日本ユーザーならではの要望と言えるiDriveを操作すると、まずこの機能一覧が表示されるようになり、望みの機能にアクセスしやすくなった。iDriveのディスプレイも8.8型に拡大されているiDriveは80GBのHDDとUSB端子を備え、カーナビのほかにミュージックサーバー機能も搭載する

エンジンは前車軸から後ろに搭載されるセダンのトランクルーム
ツーリングもセダン同様にフロントとリアコンビネーションランプが変更された。こちらの撮影車も、セダンと同じくHi-Lineパッケージとメタリックペイント、オプションホイールが装着されているツーリングの荷室
ラゲッジエリアカバーとパーティションネットが装備される荷室の下のスペース。ランフラットタイヤを装着しているため、スペアタイヤは搭載しないリアシートバックは6:4の分割可倒式

シートを倒した場合は、ラゲッジエリアカバーとパーティションネットのユニットをリヤシート前端に装着して、パーティションネットを使うことができる
 

 


 

URL
ビー・エム・ダブリュー株式会社
http://www.bmw.co.jp/
製品情報
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/newvehicles/3series/overview.html
キャンペーン
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/general/news_events/campaign/200811_3_debut_campaign/
関連記事
【2008年10月3日】BMW、新3シリーズの予約受付を開始
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20081003_37862.html
【2008年11月13日】BMW、新型3シリーズを発売開始
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20081113_38096.html

(編集部:田中真一郎)
2008年11月18日