写真で見るジープ ラングラー アンリミテッド サハラ

452万5500円




 最近ではクロスカントリー4WDをまとめて“ジープ”と呼ぶ人は少なくなってきたが、この車は本物の“ジープ”で、かつ“ジープ”という響きにぴったりのクロカン4WD。素材むき出しのインテリアなど、ワイルドなイメージタップリの車に仕上がってる。

 ジープ ラングラー アンリミテッド サハラは、ラングラーシリーズの4ドアボディ、ハードトップが装備されたグレード。オープンボディにすることも可能だが、スイッチをポンポンと押したくらいでは絶対開かないルーフを持つ。ルーフはフロントとリアに二分割されており、フロントこそ工具不要で、少々の力があればルーフを取り外すことができるが、リアのルーフの脱着は工具と大人数人の力が必要となる。内装はロールケージに緩衝材が巻き付けられたもので、豪華という文字とはまったく無縁。

 中身は本格的な悪路走破性能を持つと言う。無骨な内装は、防水シートで水洗いもできる。ピカピカに磨いて都会を走るより、泥まみれのまま、山中を走り回るのが似合いそうな車だ。

ジープ・ラングラー アンリミテッド サハラ、本格的なクロカン4WDで全幅こそ1880mmと大型だが、全長は4705mmとそれほど長くない。前高は1845mmある。鉄の塊のような車体重量はジャスト2000kg
エンジンはポンネット横の固いロックを手動で解除して開けると姿を表す。アメリカらしいV型6気筒OHV3.8リッターで、最高出力は146kW(199PS)/5000rpm、最大トルクは315Nm(32.1kgm)/4000rpmとトルク重視の特性となっている
内装はシンプル、実用のみという印象で、プラスチックや金属の素材がむき出し。ステアリングホイールだけは革巻きとなるメーター表示もシンプルで分かりやすい
AV一体型のカーナビを装備、Bluetooth接続対応のHDDカーナビでワンセグの受信も可能左側のサイドミラー下にはカメラを装備、左フロントドアに液晶パネルが組み込まれ、ミラー下の様子を見ることができる
フロントのルーフをオープンとするには、左右に分割可能なルーフパネルを取り外す。レバーと手回しのネジを操作して、取り外した後はクッションが巻き付けられたロールバーが残る
リアシートを倒せば、スクエアで広大な荷物室が登場する。車内には、ロールケージが行き渡っているタイヤは前後とも225/70 R18。スペアタイヤはカバー付きでリアに背負うタイプ
装備は実用一点張り。ブラックのバンパー、外ヒンジのドアなど。給油口はカギで開けるタイプ

 

(正田拓也、Photo:若林直樹)
2009年 3月 5日