写真で見るランボルギーニ「ガヤルドLP 550-2 バレンティーノ・バルボーニ」


 言わずと知れたスーパーカーメーカー、ランボルギーニ。そのエントリーを担うモデルが「ガヤルド」だ。紹介するクルマは同社に在籍したテストドライバーのバレンティーノ・バルボーニに敬意を表した「ガヤルドLP 550-2 バレンティーノ・バルボーニ」。

 ガヤルドLP 550-2 バレンティーノ・バルボーニは世界で250台の限定生産で、現在の4輪駆動が主のランボルギーニの中では唯一の、後輪の2輪を駆動するモデルとなる。エンジンはV型10気筒の5.2リッターエンジンで、最高出力は405kW(550PS)、最大トルクは540Nm。車名のLP550-2は550馬力で2輪を駆動していることからきている。

 ガヤルドLP 550-2 バレンティーノ・バルボーニの特徴はホワイトとゴールドのストライプをあしらったボディー。ボディーカラーは8種類が用意され、撮影車のカラーはベルデ・イタカ。ホワイトのストライプは内装にもおよび、運転席、助手席のシートにもストライプがあしらわれる。

 トランスミッションは6速MTも選べるが、撮影車はロボタイズド・シーケンシャルeギア・システムを搭載、クラッチペダルがなく、ステアリングに装備されたパドルでギアチェンジを行うほか、自動で変速を行うことも可能だ。

低くワイドなボディーのサイズは4345×1900×1165mm(全長×全幅×全高)。ホワイトとゴールドのストライプが特徴。“ベイビーランボ”と呼ばれることもあるガヤルドだが、直線的なスタイリングからは力強さしか感じられない
後方にエンジンを搭載するクルマらしく、エアインテークは左右に分かれるフロントデザイン。オーバーハングも長め
低い全高のボディーはスーパーカーの証し。リアのエアインテークは後方にエンジンのあるクルマであることを主張する
フロントにはランボルギーニのエンブレム。ストライプはホワイトとゴールドの2色で作られるストライプはルーフから後方まで伸びている
ヘッドライトはプロジェクタータイプとなる
ターンシグナルランプもヘッドライト内に配置される
グラスエリアは極端に上下高が小さいものではなく、視界も悪くないサイドミラーには電動格納機能が付いてるドアノブはドアのキャラクターラインに埋め込まれている
限定車の証し、バレンティーノ・バルボーニのサインプレートがリアガラスの内側に装着されているLP550-2のバッヂは左右後方のエアインテークの下に装着される
直線的なリアからのボディーラインボディーのキャラクターラインは直線を基本としながらも、フェンダーに合わせたカーブを描く
後方まで回り込んだストライプ。内装やナンバープレートまで一体のストライプを形成しているようにも見えるリアのコンビネーションランプLEDによるハイマウントストップランプ
特徴的なリアコンピネーションランプ給油口は右側にある。キャップにもランボルギーニの文字がある
リアにはランボルギーニのロゴが掲げられるが、「ガヤルド」と書かれた車名オーナメントがないのがランボルギーニ流
ハイマウントストップランプの上にはリアビューカメラが搭載される
エンジンは後方に搭載される透明のハッチによってエンジンを見ることができるハッチを開けるとエンジンが顔を出す
ハッチは1本ダンパーによって支えられる。ロッドを立てる必要はない
ランボルギーニのロゴが入ったヘッドカバーを持つV10エンジンエキゾーストは左右にそれぞれ2本出しとなる
ホイールは19インチ。フロントのタイヤサイズは235/35 ZR19リアのタイヤサイズは295/30 ZR19ランボルギーニのロゴが入ったキャリパーとドリルドのブレーキローター
ドアはカウンタック以来の上に開くタイプではなく、横に開く一般的なものシートの白のストライプが目に入ってくるインテリア唯一の車名が記載されるスカッフプレート。GALLARDOと書いてガヤルドと読む
狭いが窮屈さをあまり感じないフロントシートまわり。運転して最もスポーツカーと感じる点は低いドライバーズポジションだろう左のダッシュボードにある「R」の文字のあるボタンはリバース(バック)をするときの変速ボタン
センターコンソールが白くなっており、エクステリアの白いストライプと連続したデザインであることが感じられる
カーボンパネルも装着されたメーターまわりスピードメーターは340km/hまで刻まれる。カタログ上の最高速度は320km/h
ダッシュボードセンターにある各種メーター。左から油圧、油温、電圧計センターコンソールにはオーディオ&ナビ、各種操作ボタン、空調、シフトボタンがある
ロボタイズド・シーケンシャルeギア・システムのため、通常の前進はAを押せばよいサイドブレーキまわりはカーボンパネルで装飾される
ステアリングコラム左にはターンシグナルのレバーとシフトチェンジのためのレバーがある。コラムカバーの一部はカーボンパネルで飾られる
室内側のドアノブまわりもカーボンパネルルームミラーとルームライトロボタイズド・シーケンシャルeギア・システムのため2ペダルとなる
シートの後ろはすぐにリアウィンドーが迫るレザー内装にはランボルギーニのエンブレム。助手席エアバッグをはじめ安全装備にぬかりはない
ケンウッド製のカーナビが装備される。バック時はリアビューカメラの映像がここに映し出されるシルバーのスイッチは両端が左右のパワーウィンドー、ヘッドライトやリアフォグライト、給油口のオープナー、ハザードなどがここに並ぶ。その下には左右独立の空調操作パネルサイドブレーキの後ろにはカップホルダーとDCソケットがある
フロントのハッチの中はラゲッジルームフロントのラゲッジルーム内には照明とDCソケットが装備される

(正田拓也 / Photo:鈴木広一郎)
2010年 6月 14日