写真で見るランボルギーニ「ガヤルド LP560-4スパイダー」 |
ランボルギーニ「ガヤルド(Gallardo)LP560-4スパイダー」は、5.2リッターV型10気筒エンジンを搭載した「ガヤルド LP560-4」のオープントップバージョン。吸排気バルブに電子制御のバリアブル・バルブ・タイミング機構を備え、最高出力は412kW(560PS)/8000rpm、最大トルクは540Nm/6500rpmを発生、6速のMTまたはシーケンシャルトランスミッション「e-gear」と組み合わせる。駆動方式はフルタイム4WD。
ルーフ開閉システムは、電子制御システムと電子制御油圧アクチュエーターで構成され、リヤおよび左右ウインドウの開閉も含めて20秒で開閉する。また、緊急時には手動でルーフを閉じることもできるほか、エンジンルームにアクセスするためのサービス機能も搭載されている。
ボディーは、シル部に補強が施されているほか、エアバッグ・システム統合型オートマチック・ロールオーバー・プロテクション・システムが搭載され、横転時に乗員を保護する機能を備えている。
車体のサイズは、4345×1900×1184mm(全長×全幅×全高)、重量は1550kgとガヤルドLP560-4に比べて50kgの重量増となっている。乗車定員は2名。価格は6速MTモデルが2428万1250円、e-gearモデルが2533万1250円で、ともにナビゲーションシステムとリフティングシステム(車高調整システム)、ETCが標準装備される。
ボディーカラーは、スタンダードカラーがNero Noctis(ブラック)、Giallo Halys(イエロー)、Bianco monocerus(ホワイト)の3色、オプションのメタリックカラーがNero Serapis(ブラック)、Blu Caelum(ブルーブルー)、Grigio Thalasso(シルバー)、Grigio Lynx(ダークシルバー)、Blu Fontus(ダークブルー)の5色、オプションのスペシャルカラーがGiallo Midas(イエロー)、Arancio Borealis(オレンジ)の2色と計10色のほか、スペシャルカラーの「AD PERSONAM」として48色から好きな色を選ぶこともできる。インテリアはレザーが11色、アルカンターラは2色、カーペットは6色から選べる。今回の試乗車のボディカラーはBianco monocerus(ホワイト)。
なお、2010年11月には伊本国で、カーボンFRPを随所に採用し車重を1485kgと軽量化し、さらに出力を向上した「ランボルギーニ・ガヤルドLP 570-4スパイダー・ペルフォルマンテ」(http://www.lamborghini.co.jp/release/release10/1118.html)が発表されている。
フロントの巨大なエアインテークと、ミッドシップの証であるリアフェンダーとリアトップのエアインテークが特徴的な外観。ブラックアウトされたソフトトップがボディのシャープなデザインを際立たせている |
自動で窓が半分程度開いてからルーフ後端が跳ね上がる | ||
ルーフ収納部が大きく開き、同時にソフトトップの前端が開いて、収納部に収まる | ||
ルーフ収納部が前方にスライドしながら閉まっていく。最後に窓が完全に閉まり、風の巻き込みを防ぐ後部ウインドウがせり上がって動作が完了する |
インストルメントパネル。ウインドウ上部にはルーフ固定用の金具が見える | ステップ部には車名の入ったプレートが装着される |
ステアリングはスイッチのない非常にシンプルなもの。ステアリング裏にはシフトチェンジ用パドルがある | スピードメーターは350km/hスケール。外気温やシフトポジションなどは中央のマルチファンクション・ディスプレイに表示される |
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http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/photo/
(Photo:礒村浩一/平 雅彦)
2011年 5月 19日