写真で見るスズキ「スイフトRS」 |
コンパクトカーの中でも走りに定評のある「スイフト」に、極めてマニアックな特別仕様車「スイフトRS」が登場した。国内仕様とは異なる欧州仕様の足まわりを備え、しっかりとした走りを目指しながらエンジンは標準車の直列4気筒DOHC 1.2リッターをそのまま積むというスペックだ。CVT車のほか5速MT仕様も用意されており、今回の撮影車は後者となる。
スイフトRSのベースは最廉価版のXG。外見上の変更点は16インチホイール、エアロパーツ、ターンシグナル内蔵のドアミラー、フォグランプ。ボディーには「RS」エンブレムがなく、特別仕様車であることが判別しにくい。
内装では、シルバーステッチ入りのシートと、本革巻きのステアリングやリアのリクライニングシートが備わる。
肝心の足まわりでは、欧州仕様のチューニングダンパー、チューニングパワーステアリングコントローラーが与えられるとともに、剛性を高めたチューニング ラジアルタイヤも装備。車体のロールを抑制し、スポーティな走りとともに高い直進安定性を実現した。
スイフトRSの5速MT、CVTともに価格は137万250円で、駆動方式は2WD(FF)。さらに4WD車(CVTのみ)も用意される。なお、5速MT車はエコカー減税制度で取得税と重量税のみ50%減免で、自動車税の減免はない。
スイフトRSの主な外見の特徴はエアロパーツと16インチホイール。撮影車のボディーカラーはスノーホワイトパールだが、そのほかプレミアムシルバーメタリック、アブレイズレッドパール2、ブーストブルーパールメタリック、スーパーブラックパールも用意される。撮影車のボディーサイズは3850×1695×1510mm(全長×全幅×全高) |
フロントまわりでは、ベースとなるスイフトXGにフォグランプとバンパー下部のスパッツが追加されている | 大きく上まで伸びるヘッドランプ | |
バイキセノンヘッドランプを装備する。ターンシグナルランプは電球タイプ | フォグランプはハロゲン | |
フロントグリル | バンパー下部のスパッツの装着により、車高が若干低く見える |
角度の立ったフロントウインドー | ミラーにターンシグナルランプが備わる | 直線的なウインドーライン |
ドアノブ。助手席側には鍵穴がない | 給油口は左側 | サイドアンダースポイラー |
リアバンパー下部にもスパッツが装着される | リアのコンビネーションランプ。ターンシグナルランプは点灯時のみ橙色となる |
リアコンビネーションランプ | リアスポイラー内にはハイマウントストップライトが付く | リアスポイラーとルーフアンテナ |
リアゲートにスイフトの車名バッヂが付く | 環境対応シールが貼られる。5速MT車はエコカー減税50%減免 | リアゲートを開いたところ |
エンジンは自然吸気の直列4気筒DOHC 1.2リッター。最高出力は67kW(91PS)/6000rpm、最大トルク118Nm(12.0kgm)/4800rpmと、標準車に準じたスペックとなる | トランスミッションのリンクが見える |
中央のマルチインフォメーションディスプレイは温度や燃費、走行距離などの表示ができる | 残燃料に対する走行可能距離の表示 |
瞬間燃費も表示できる | オドメーターはA/Bの切り替えができる |
リアシートのヘッドレストは2名分のみ用意される |
ラゲッジスペース | トレイは跳ね上げた状態で止まる仕組み |
シートは7:3分割で倒せる |
アンダーボードがあり、上側にすれば下に収納もできる | 収納スペースはフラットではないものの、広い | さらに下にはスペアタイヤを装備する。非常用サイズ |
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http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/photo/
(正田拓也/Photo:鈴木広一郎)
2012年 6月 11日