写真で見るフォルクスワーゲン「ティグアン スポーツ&スタイル」


 フォルクスワーゲンのコンパクトSUV「ティグアン」は、2011年11月にフェイスリフトを受け、水平基調のグリルを持つフロントマスクや、L型に光るテールランプを採用した。エクステリアの変更とともに、エンジンの刷新や低燃費化なども行われたため、同社は「モデルチェンジ」した新型としている。

 新しい“顔”を持った新型ディグアンのグレードは、今回紹介する「スポーツ&スタイル」のみでスタート。従来型の「スポーツ&スタイル」は最高出力147kW(200PS)だったが、後に追加された「R-Line」と同じ132kW(179PS)に揃えられ、10・15モード燃費も7速デュアルクラッチAT「DSG」の採用などでR-Lineと同じ11.6km/Lに向上している。

 そのほかのスペックに変更はほぼなく、ボディーサイズの4430×1810×1710mm(全長×全幅×全高)と車両重量1640kg、ホイールベース2605mmは従来モデルと同一。「4MOTION」と名付けられる4WDシステムにも変更はない。

 撮影車のカラーはワイルドチェリーメタリック。ベース価格は389万円で、オプションのカーナビゲーションとETCユニットを装着、総額で約417万円となっている。

現代のフォルクスワーゲン“顔”になった新型ティグアン。グラスエリアが広く、見晴らしのよいボディーデザインは従来から引き継がれた。ボディーサイズは4430×1810×1710mm(全長×全幅×全高)
フロントマスクは現代のフォルクスワーゲンらしく、グリルとヘッドランプが連なった直線的な顔つきになった
ヘッドランプはプロジェクタータイプ、ターンシグナルランプは内側下にあるヘッドランプのまわりを囲む白色LEDのスモールランプも最近のフォルクスワーゲン車の流儀だフォグランプはバンパー下にある
大きく左右にまわりこんだヘッドランプグリル中央のVWマークフロントウィンドー。ダッシュボードはフラットな印象
ワイパーはフラットタイプ。最近のフォルクスワーゲン車はこのタイプだルーフレールはシルバールーフにラジオアンテナを装備する
テールランプのデザインも新しくなった。従来は丸型だったが、新型では“L”字型に点灯するハイマウントストップランプを装備
オープナーのハンドルを兼用するリアのVWマーク「TIGUAN」のバッヂはリアゲート左側にある2.0リッターのTSIエンジン搭載と、4WDであることを示すバッヂ
環境適合のシールパワーユニットはフロントに横置きの直列4気筒DOHC 直噴ターボ 2リッターエンジン。最高出力132KW(179PS)/4500-6200rpm、最大トルク280Nm(28.6kgm)/1700-4500rpmを発生する
エクゾーストエンドは2本出しタイヤは前後とも235/55 R17。撮影車はスタッドレスタイヤを装着していた
運転席まわり円形のエアコンルーバーがティグアンの特徴ステアリングは本革巻き
ダッシュボードのセンターは上からカーナビ、エアコン、ETC、小物入れと並ぶシートはアルカンターラとファブリックを組み合わせたものフロントシート全景
天井には連続した4つの収納ボックス「シーリングトレー」が用意される。サングラスなど小物を入れておくのに便利だ
フロントシートはアルカンターラ&ファブリックの組み合わせ。リクライニングは手動
リアシートも同様の組み合わせリアシートに座る人向けの折畳み式テーブルが備わる
ラゲッジスペース。ドッグネットも見えるトノカバーを外したところセンターアームレスト部分を倒せば、スキー板などの長尺物を車内に収納できる
左右分割でリアシートを倒せるほか、左右それぞれが独立してスライド&リクライニングが可能ラゲッジスペースのフロア下にスペアタイヤが備わる

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http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/photo/

(正田拓也/Photo:鈴木広一郎)
2012年 6月 28日