写真で見るアウディ「TTクーペ 1.8 TFSI」


 アウディ「TT クーペ」の新しいエントリーモデル「1.8 TFSI」が、今年1月に追加された。価格は414万円で、これまでエントリーグレードを担っていた「2.0 TFSI」より47万円も安い。

 搭載エンジンの排気量は1.8リッターで、直列4気筒 DOHC直噴エンジンにターボチャージャーを組み合わせた、いわゆるダウンサイジングエンジンとなる。トランスミッションは7速デュアルクラッチAT「Sトロニック」で、「2.0 TFSI クワトロ」よりも1速多い。駆動は2WD(FF)。最高出力は2.0リッターエンジンよりも50馬力ほど低下した118kW(160PS)/4500-6200rpm、最大トルクは250Nm(25.5kgm)/1500-4500rpm。そのかわりに環境性能は向上しており、10・15モード燃費は14.6km/L。CO2排出量も低減され159g/kmとなっている。

 エンジンやトランスミッション以外は、従来の2.0 TFSIとほぼ同じ。17インチホイールと245/45 R17タイヤ、さらにLEDインテリアランプパッケージ(リーディング/フロア/ドアアハンドル/メークアップミラー)、LEDライセンスプレートランプも標準装備となっている。

 TTと言えば、高出力モデルの「TTS クーペ」や「TT RS クーペ」などもラインアップするが、それらとはバンパーの形状やエアロパーツなどが異なり、シンプルながらよりエレガントなクーペに見える。ボディーサイズは4190×1840×1390mm(全長×全幅×全高)で重量は1320kg。TTSやTT RSとも全長や全高が数cm異なるのみとなっている。

 撮影車のボディーカラーはダコタグレーメタリック、オプションのS-lineパッケージを装着しており、シートはS-lineロゴ入りスポーツシート。18インチホイール&タイヤなどを装着している。

アウディTTクーペ。S-lineパッケージ装着のため、フロントバンパーの一部形状などがノーマルと異なっている
フロント部はラウンドフォルムで、シルバーのラインや形状の工夫で精悍さも演出している
横から見てもラウンドしているのが分かるヘッドランプはバイキセノンで、その下のLEDはスモールランプとして点灯する内側の円形ランプはターンシグナルランプ
ランプ類を消灯したところバンパー、フェンダー、ボンネットのパネルが立体的に交わるフォグランプはバンパーのグリル内にある
フロントマスクの特長、シングルフレームグリルグリル中央にフォーシルバーリングスが備わる
盛り上がるホイールアーチウインドー形状。リアガラスは開かない
フロントウインドー側面のターンシグナルはサイドミラー内にある
S-lineのバッヂは左右のフェンダーにあるドアハンドルはボディー同色塗装
フューエルリッドは金属製で、フロントドアにあるオープナースイッチで開ける
TT クーペのリアビュー
大きなハッチがあるスタイリング。リアシートのヘッドクリアランスはあまりない
ルーフアンテナリアスポイラーは格納式。スイッチで上げることもできる
TT クーペのマフラーエンドは左側のみテールランプは電球タイプ
ハイマウントストップランプはLEDリアフォグランプはバンバー下テールランプの内部構造は凝ったものとなる
TTのエンブレム直噴+ターボを表す「TFSI」のエンブレムも
エンジンはフロント横置きターボチャージャーはこの奥にある
タイヤ&ホイールはオプションの18インチタイプ
運転席まわり。ステアリングホイールはS-lineのものとなる
7速Sトロニックによる自動変速のシフトレバーポジションは右側に表示されるメータパネルは主要な4つのアナログメーターのほか、中央にマルチディスプレイがある
ペダルは2ペダル。アクセルペダルはオルガン式だ運転席まわりの全景センターコンソールに手で引くサイドブレーキがある
フロントシートはハーフレザーシート。S-lineでは左右ともパワーシートとなる
リアシートは2名乗車リアシートの物入れにはエマージェンシーキットが入るフロントドア
S-lineのロゴが入るドアプレートリアシートにアクセスするためのレバーはシート上方にあるキーは鍵穴のあるタイプで、差し込んで回す
ルームランプがあり、バイザー内のミラー使用のためのランプもあるオーディオの外部入力とETCがグローブボックス内にあるリアゲートを開けると収納スペースが出現
ネットを使うためのフックも備わるボードを折りたたむと、下にもスペースがある。右側はバッテリー
トレイを外すとさらにスペースが広がるリアシートは5:5分割可倒式
リアシートを倒すとスペースは最大限広がるラゲッジスペースは比較的フラット
メーターパネル内は燃費表示、オドメーターなどの表示ができる
SDナビを標準装備。WVGAの7インチワイドディスプレイ
Googleマップ「ローカル検索」にも対応クラリオン提供のドライブ情報「チズルとススム」に対応
目的地検索にGoogle連携が可能入力選択画面。Bluetoothにも対応FMラジオの選局画面
TVは12セグ/ワンセグ自動切り替えで、高画質な放送も楽しめる本体情報

 

【お詫びと訂正】記事初出時、ボディーカラーを誤って表記しておりました。お詫びして訂正させて頂きます。

写真で見る バックナンバー
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/photo/

(正田拓也/Photo:鈴木広一郎)
2012年 6月 25日