写真で見るクライスラー「ジープ パトリオット スポーツ(4×2)」


 クライスラーのジープブランドの中で、エントリーモデルに属するコンパクトSUV「ジープ・パトリオット」。前輪駆動ベースのプラットフォームを採用し、エンジンも横置きとなるが、ジープのブランドらしく高いオフロード走破性を兼ね備える。

 そして2012年モデルでは、パトリオットにジープブランドで初となる4×2モデルが追加された。グレードは「スポーツ(4×2)」で前輪を駆動する。上位の「リミテッド(4×4)」が4輪駆動なのに対して、こちらは廉価でジープのオフロードな雰囲気を手軽に味わえるモデルとなっている。

 スポーツに搭載されるエンジンは直列4気筒DOHC 2.0リッター 16バルブで、最高出力は115kW(156ps)、最大トルクは190Nm(19.4kgm)。燃料はレギュラーガソリン。トランスミッションはCVTを組み合わせる。

 なお、2011年モデルまでは「スポーツ」も4×4の4輪駆動で2.4リッターエンジンだったが、駆動方式の変更とエンジンの小排気量化で価格は20万円引き下げられ、258万円となった。

 スポーツは装備の点でも一部外装が異なるほか、ファブリックシートの採用やオーディオのグレードダウン、サンルーフがオプションでも選べないなどの違いがある。ボディーサイズはリミテッドと共通で4425×1810×1665mm(全長×全幅×全高)。車重はスポーツが90kgほど軽い1460kgとなる。

ジープ パトリオット スポーツ(4×2)。3サイズは4425×1810×1665mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2635mm。ボディーカラーはディープチェリーレッド クリスタルパール
フロントグリルのデザインはまさに「ジープ」
ヘッドライトは伝統の円形で、ハロゲンとなるターンシグナルランプは電球タイプ
側面のターンシグナルランプ傾斜が少なく視界良好のフロントウィンドーワイパーはいわゆるトーナメントタイプ
直線的なボディーラインテールライトはすべて電球タイプとなる
ハイマウントストップランプ。ウォッシャーの吹き出し口も併設ジープのエンブレム
直列4気筒DOHC 2リッターエンジンはフロントに横置きされる。最高出力は115kW(156PS)/6300rpm、最大トルクは190Nm(19.4kgm)/5100rpm。JC08モード燃費は10.4km/L。使用燃料はリミテッドがハイオク指定なのに対し、スポーツはレギュラー仕様となるリアの下側を覗くと、駆動シャフトがないことが分かる
コンチネンタル製のタイヤは前後とも215/60 R17。4WDモデルと同一サイズだ
シート位置がやや高いものの、オフロードカーの雰囲気はあまりなく乗用車的。インストルメントパネルはソフト加工が施される
シフトレバーまわりはオフロードカーらしい作りダッシュボードには2DINのオーディオが埋め込み可能で、撮影車はディーラーオプションの2DINナビゲーションが装着されるシフトレバー。シフトポジションはメーターパネルでも確認可能
革巻きのステアリングはクルーズコントロールなどの操作ボタンが用意されるバイザーは左右ともミラーを装備ルームランプは中央と後部にある
フロント全景とフロントシート。シート地はリミテッドがレザーなのに対し、スポーツはファブリックとなる
リアシートは3名分のヘッドレストが用意される左側側面の視界を補助する液晶ディスプレイがドアにつく。カメラはサイドミラー下にある
リアのカーゴスペーストノボードを外し、リアシートは6:4分割でたたむことができる
リアシートを左右ともたためばカーゴスペースは最大1357Lになるスペアタイヤは非常用タイプがカーゴスペース下にある。ジャッキや工具も付属する

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http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/photo/

(正田拓也/Photo:鈴木広一郎)
2012年 7月 12日