【第23回】沼津港一の行列店でお腹いっぱい海の幸ですの |
新鮮、安い、旨いの三拍子そろったボリューム満点海の幸@沼津 |
今年6月に発売されたというプジョー3008に乗って東名自動車道を西へひた走るグルメ隊。
「このクルマの運転席ってコックピットっぽいですわね。コスモタイガーに乗ってるみたいですわ」
「コスモタイガーって何ですか?」
「エイミー、知らないですの?こんど黒木メイサちゃんが乗る戦闘機ですわよ」
「へ、へぇ~」
久々の海の幸を食べるべく静岡県は沼津港に到着! 沼津魚市場のお隣はたくさんの海鮮店が立ち並ぶ魅惑のストリートなんですの。
今回ご紹介する「魚河岸丸天」さんの創業は1966年(昭和41年)。沼津駅前のお蕎麦屋さんからスタートしたそうですが、今では静岡県内に5店舗を構える繁盛店です。その中でも朝の7時半から営業していて、週末ともなれば長蛇の列が出来るという魚河岸店さんにおじゃましました。朝の9時過ぎに到着したにもかかわらず、店内はほぼ満席という盛況ぶり! 奥のお座敷エリアに案内していただいて、さっそくメニューを広げます。
さすが晴れ女同士のグルメ隊! 今日も快晴、はりきっていきましょ~ | 30店以上のお店が軒を連ねる沼津港飲食店街。お土産屋さんも充実! | 今回は静岡県に5店舗を構える魚河岸丸天さんの魚河岸店におじゃましました |
「ボリューム満点って聞いていたからわたくし、朝食を抜いてきましたの。とりあえず入口のカウンターのところにあったカサゴの唐揚げを食べたいですわ」
「いきなり唐揚げですか!? 私はどうしようかなぁ~。まぐろのテールシチューとか名物海鮮かき揚げとかもそそられるけど、やっぱり新鮮なお刺身系が食べたいですよねー」
と、すぐ出てきたカサゴの唐揚げをバリバリと食べながらしばし悩んだ挙句……
「結局両方食べたくてかき揚げも注文しちゃいましたわね……」
「……どう見てもこれ、2人で食べられる量じゃないですよね」
目の前にはピサの斜塔みたいにドドーンとそびえる海鮮かき揚げ。そしてそれぞれの前には、海の幸たっぷり乗っかったどんぶりが出てきました。
「ではさっそくいただきま~す♪」
ゆきぴゅーが注文したのは、お店の名前を冠した「丸天丼」。さすが一番人気というだけあってお刺身てんこ盛りでお値段は1,575円。生しらす、ブリ、マグロ、サーモン、アジ、桜えび、甘エビがぐるりとまわりを取り囲み、真ん中にはマグロの中おちがこんもりと盛られているのですが、この中おちが甘くてとろけちゃって感動するほと美味しかったですわ。
一方、エイミーの注文した「いくら・うに・ぶつ切り丼」。こちらもツヤツヤのいくらとウニがこぼれんばかり! まぐろのブツも半端ない量が乗っているんですの。
「ゆきぴゅーさん、かき揚げも食べてくださいね」
「わ、わかってますわよ!」
「なんか口数減ってますけどもしかしてもうお腹いっぱいですか?」
「そ、そんなことありませんわよ」
「……」
「……」
30分後。お会計に並んだゆきぴゅーとエイミーにお店のおばちゃんが一言、
「どうだった?全部食べられた?」
「それが……どんぶりのご飯までは完食できなかったんですの」
「最初にカサゴを食べちゃったんでしょう?」
「も、もしかしてそれが敗因ですの?!」
「そうよ、あれは時々箸休めのつもりで食べなくちゃ」
おばちゃんそれを早く言って欲しかったと心の中でツッコミつつも、次回は海鮮かき揚げ丼完食という目標を密かに掲げたグルメ隊だったのでした。
港にある日本最大の水門施設「びゅうお」にのぼってきました。展望台からは地上30mの景色がぐるりと見下ろせます | 青くて広い海が本当にキレイ! ここはデートにもオススメのスポットです。残念ながら富士山は雲の中でした | 「ゆきぴゅーさん、何そんなに真剣に見てるんですか?」「釣りしてるおっちゃんですの」 |
魚河岸丸天 魚河岸店( http://www.uogashi-maruten.co.jp/ )
静岡県沼津市千本港町114-1
TEL/FAX:055-963-0202
営業時間:7時30分~21時30分(LOは20時45分)
定休日:なし
駐車場:市場の立体駐車場に停めて駐車券を提示すれば1時間の無料券が出ます
アクセス:東名自動車道沼津ICより29km、約40分。
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■■このクルマでドライブしました!■■ プジョー3008プジョー初のクロスオーバー「3008」が今回のお供。クロスオーバーらしく高いドライビングポジションからの見晴らしは爽快の一言。センターコンソールに並んだ7つのトグルスイッチや、運転席の前のHUD(ヘッドアップディスプレイ)が、ゆきぴゅーをして「コスモタイガー」と言わしめたようです。 |
■プロフィール
ゆきぴゅー(ゆきぴゅーおふぃしゃるほーむぺえじ)
イラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”。長野でフツーのOLをしていたが何の因果か鬼畜デジカメライターの弟子(奴隷)となり2000年に上京。日々の過酷でセクハラな毎日を絵日記で綴っているうちに絵の道に目覚め、ついに2005年独立。以降あちこちでタダでごはんを食べながらポンチ絵画家としてのお気楽な人生を歩んでいる。
エイミー
女性カメラマン。カメラマンとして名を馳せるべくボスニアに戦場カメラマンとして渡るも、行った早々流れ弾に当たってしまいあえなく帰国。車にまったく興味がないゆきぴゅーとは正反対に機械モノが大好き。食べるのも大好き。封印したはずの赤いバンダナは、ネット上で復活希望の声があるとかないとか(でももうしません!)
2010年 10月 6日