【第54回】地元産の旬のフルーツを使った松崎町のケーキ屋さんですの、の巻


西伊豆・松崎町のケーキ屋さんをご紹介~!

 

 引き続きBMWで西伊豆ドライブのグルメ隊。今回は白と黒のコントラストが美しい“なまこ壁”で知られる松崎町に来ています。

 なまこ壁というのは民家や土蔵などの壁塗り様式の1つで、岡山県の倉敷市や山口県の萩市なんかも有名ですわね。ところでそもそもなぜなまこ壁って言うですのー? と疑問に思ったゆきぴゅーは、観光協会に立ち寄って聞いてみました。すると、瓦の継ぎ目に塗った漆喰は、造った当時は白いのですが、年月が経つにつれてだんだん黒くなっていき、その黒くなった状態が海にいるあの「ナマコ」に似ているからなんだとか。言われてみればこんもりとかまぼこ型に盛られた部分がナマコに見えないこともない……かな???

 余談ですが、2004年のTBS系ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地だった松崎町、当時はロケ地MAP片手に町を訪れるセカチューファンがたくさんいたそうですわよ。

「あのドラマってもう8年も前になるんですのね~」
「8年ってことはその年もオリンピックイヤーだったってことですよね。前回の2008年はたしか北京で、2004年ってどこでしたっけ? シドニー?!」
「えー、そうでしたっけ。トリノじゃないですの?」
「それって冬季オリンピックじゃないですか?」

 と、今回もなかなかかみ合わない会話をしていたら目的地に到着。着いたところは地元で長年根強い人気というケーキ屋さん「フランボワーズ」です。

 日曜日の昼下がりに到着したグルメ隊を出迎えてくださったのは“マダム”こと土屋純子さん。生まれも育ちも松崎町というマダムが、ご主人と共にお店をオープンしたのが30年ほど前。移転して現在の白壁のステキな店舗が出来たのが平成元年なんだそうです。修業を積んで松崎に戻ってきた息子さんが3年前からパティシエとして加わり、今ではケーキ作りは息子さんが担当。ご主人がパンを作り、接客はマダム、と家族経営のお店なんですの。ちなみにフランボワーズとはフランス語でラズベリーのこと。

蔵の町である松崎町の雰囲気に溶け込むシックな建物のフランボワーズ目移りしちゃうケーキがたくさん。これは米粉使用の「フレッシュフルーツのロールケーキ」(1,250円)地元の陶芸作家さんの作品の展示販売も。普段使いの茶器などがリーズナブルなお値段で人気
落ち着いた大人の雰囲気の店内。お1人で来ている男性の姿も見られましたクッキーなどの焼き菓子も豊富。お土産に人気です生クリームとチョコレートムースをサンドした「サンマルク」。ホールは2,400円

 ショーケースの中はいちごやレモン、りんごやぽんかん、みかんなどフルーツを使ったものが多いフランボワーズ。なるべく地元で採れた素材を使ってお菓子作りをしているとのことで、レモンにいたっては、

「裏の庭に木があるんですよ。無農薬で化学肥料も使っていないレモンなので、皮まで安心して食べられるんです」
「じゃこのレモンケーキは自家製レモンで作られているんですのね!」
「そう言われたら食べたくなっちゃいますねぇ。あ、こっちにカットされたものがありますよ」

 というわけで、常時20種類ほどあるというケーキの中から迷いに迷っていくつか選んだグルメ隊。お天気がよかったので、お庭を見渡せる外のテラス席に座ることにしましたの。

広いお庭が望めるこんなステキなテラス席があるんですのお庭にはなんとレモンの木が! この無農薬自家製レモンを使ったレモンケーキも人気商品「テラス席いいですね~」
「ノアゼットショコラ」「アマンドショコラ」「ぽんかんAQショコラ」はそれぞれグラム売り。カットした「みかんケーキ」は170円なまこ壁をバックに気取るグルメ隊長ハートの形がかわいい「ナポレオン」(420円)は酸味のあるいちごとカスタードクリームがGood

 「田舎のお菓子屋さんなので大したことないんですよ」とマダムは謙遜されていましたがとんでもない! どれもこれも手作りのやさしさと温かさが感じられるケーキばかりで、しかもとってもおいし~! ひとつのケーキの中にいろんな味や香り、歯ざわりが楽しめたのが印象的でした。

 特に創業当時からお店の看板商品である「みかんケーキ」や、地元産のぽんかんから作ったぽんかんピールにチョコをまぶした「ぽんかんAQショコラ」は果物のおいしさがぎゅっと凝縮した濃厚なお味でございました。

「いちごタルト」(420円)。地元産の甘~いイチゴの下はサクサクとした重すぎないタルトでした「ノワール」(380円)。ふんわりとしたチョコムースの下はカリカリとした歯ざわりが楽しめるヘーゼルナッツ「紅玉りんごのクリームチーズタルト」(350円)は意外にも一番濃厚系。リンゴのシャキシャキ感がこれまた美味しい
見た目にヤラれた「キルシュ」はカスタードムースとフランボアーズを使ったケーキ。ホールで1,450円カットしたキルシュは400円。口に入れた瞬間フワッとラズベリーの香りが!ムースタイプなのでふんわりした食感木イチゴの実をシェイクした「フランボワーズジュース」(600円)は季節を問わず人気なんだそう
パンを焼くのはマダムのご主人。数年前から販売を始めて徐々に品数が増えているそうです「ロイヤルミルクティー」(650円)と「ロータスティー」(500円)フランボワーズでは、手打ちパスタやカレーなどのランチも頂けます(コーヒー付きで1,000円)

 ところでケーキ屋さんにはなかなか男性1人では入りにくいのかもしれませんが、今回フランボワーズでは、ケーキとコーヒーを注文してiPadで読書にふける30代クリエーター風の男性や、定番のみかんケーキをお土産に買い求めていた40代ダイバー風の方など、男性お1人のお客様を何人かお見受けしました。

 今回ご紹介はケーキ類だけでしたが、フランボワーズでは手打ちパスタやカレーなどのランチやサンドイッチやピザトーストなどの軽食も食べることができますの。ぜひ次の週末はびゅーんと西伊豆までドライブして、フランボワーズでまったりした休日を過ごしてみては? 賑わう夏のシーズンとはまた違った静かな西伊豆もこれまた趣あっていいですわよ。

フランボワーズから車で20分ほどの、夕陽スポットで有名な大田子海岸に立ち寄りました通称“めがねっちょ”とか“ゴジラ岩”とか呼ばれている奇岩。多くの写真愛好家が夕陽をバックにこの岩のシルエットを狙うんですのよ帰りに見えた幻想的な富士山。西伊豆から見る富士山はどことなく優しい表情ですわね

 

フランボワーズhttp://86754329.s2.bindsite.jp/
静岡県賀茂郡松崎町宮内23
電話:0558-42-1101
FAX:0558-42-1476
営業時間:9時~18時(L.0. 17時30分)
(パスタやカレーのランチは11時30分~14時30分のみ)
定休日:なし
駐車場あり:約15台
アクセス:東名沼津ICから伊豆縦貫道、修善寺道路、国道136号経由で約73km、2時間ほど※人気のみかんケーキやレモンケーキなどのパウンドケーキは地方発送も可能。電話やFAXで注文を受け付けているそうなのでぜひご利用を。ラッピングもステキなのでプレゼントにもいいかも。これからの時期はぽんかんやニューサマーオレンジのゼリーが登場するそうです。

 

 

このクルマでドライブしました!

BMW「1シリーズ 120i」

2代目になった1シリーズは、このセグメント唯一の後輪駆動レイアウトを堅持しつつ、パワートレーンを最新のダウンサイジングエンジンと8速ATに一新。伊豆のワインディングでは水を得た魚!

プロフィール

ゆきぴゅーゆきぴゅーおふぃしゃるほーむぺえじ
イラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”。長野でフツーのOLをしていたが何の因果か鬼畜デジカメライターの弟子(奴隷)となり2000年に上京。日々の過酷でセクハラな毎日を絵日記で綴っているうちに絵の道に目覚め、ついに2005年独立。以降あちこちでタダでごはんを食べながらポンチ絵画家としてのお気楽な人生を歩んでいる。


エイミー
女性カメラマン。カメラマンとして名を馳せるべくボスニアに戦場カメラマンとして渡るも、行った早々流れ弾に当たってしまいあえなく帰国。車にまったく興味がないゆきぴゅーとは正反対に機械モノが大好き。食べるのも大好き。封印したはずの赤いバンダナは、ネット上で復活希望の声があるとかないとか(でももうしません!)



2012年 1月 25日