【第58回】小江戸の軽井沢! 卸売市場の場外レストランで食べ放題ですの、の巻 |
盛りつけセンスが問われます! |
先日TVでやっていたのですが、“いい食べ放題のお店の条件”は、入口から料理台が見えることなんだそうです。今回ご紹介する川越のビュッフェスタイルレストラン「マーケットテラス」はまさにそれ! 店内に入るとすぐ、ガラス越しにずらりと並んだお料理が見渡せて、一気にテンションが上がっちゃうんですの。今回はそんなお店のランチタイムビュッフェにやってきたグルメ隊。
「1人1800円で食べ放題なんですわよね?」
「どんなお料理があるんでしょうね~、楽しみ♪」
2010年の7月にオープンしたマーケットテラスは、川越総合卸売市場の入口にある、いわば“場外レストラン”。春は目の前の桜、そのあとは新緑の若葉、そして夏はうっそうとした濃い緑の中でまさに“森のレストラン”という雰囲気になるんだそうです。そんな素敵なローケーションにあるために、地元川越のマダム達からは“小江戸の軽井沢”なんて呼ばれているほど。そこでどんなお料理が食べられるのかといいますと……
「和洋中さまざまなジャンルのメニューが常時50、60種類並びます。もちろん季節によってメニューは少しずつ変わりますが、人気は川越市内の農家さんで採れた新鮮野菜ですね。毎朝お隣の市場から届く旬の野菜を使ったお料理がたくさんあります」
席に案内してもらって説明を聞いた後、さっそくお皿を持っていざ料理台の前へ!
「うわ~! どこからいこう?! 迷っちゃいますわ~」
「こっちにカレーありますよ、ゆきぴゅーさん。あっ、うどんも!」
「まずはおかずからですわ! 欲張らないで少しずつ取るのが全種類制覇するコツだって、さっきスタッフの人に教えてもらったんですの」
「あー、じゃわたし取り過ぎです~(泣)それを早く言ってくださいよー」
ここで皆さま、写真をご覧いただくとおわかりになると思うのですが、お料理を盛る白いプレート、とてもオシャレだと思いませんか。
実はマーケットテラスのプレートはそれだけではなくてすごく機能的にできているんですの。まずこの仕切り。ちょうどいい大きさで仕切られているので、食べ放題だとついついやってしまいがちな“取り過ぎ”が防げます。ビュッフェスタイルのお店でよくある平皿だと、ソースやお汁が他の料理に混ざってしまうってことがありますが、その心配もなし。
そしてもう1つ、重ねてレイアウトができるということ。9分割されている大きいプレートの上に、中サイズのお皿、そして汁物などを入れる深皿、ドリンクカップと、ちょうどうまい具合に重なるようになっているんですの。
「自分で作るカフェのワンプレートランチみたいで楽しいですわ~」
「ホント!どのお料理をどの器に盛りつけるかっていうワクワク感も味わえますね」
さて、食事のあとはデザート! プチケーキやシュークリーム、杏仁豆腐、あんころ餅、豆乳プリン、小倉あん、豆乳ソフト、豆乳プリン、川越ならではの芋ようかんなんてのもあって、これまたどれを食べようか悩むところ。スタッフの方曰く、
「デザートはご自分のアイディアでオリジナルデザートを作っちゃったりができますよ。例えば、コーンフレークの上に豆乳ソフトを乗せ、その上に小倉あんやあんころ餅、そして黒みつをかければ自分だけの和風パフェのでき上がりです。ぜひいろんなアレンジを楽しんでくださいね」
なるほど~! ちなみにグルメ隊はおからドーナツに豆乳ソフトをつけるという人気の食べ方でいただきましたわ。そうそう、デザートまで堪能しようと思ったらちゃんと胃袋配分をお忘れなく、ですの。
4月からはパラソルの下で食べられるガーデンテラス席(喫煙可)もお目見えするというマーケットテラス。オープンエアの雰囲気を味わいながらの食事は昼夜問わず格別なはず!
「ゆきぴゅーさん、ディナービュッフェのメインは、料理家・松田美智子さんプロデュースのマリネ炭火焼きバーベキューだそうですよ」
「そっ、それはまた来なくっちゃいけませんわ~!」
お隣の卸売市場は毎週土曜日に恒例の「お客様感謝市」を開催しています。市場でお買い物とあわせて、ぜひとも森のレストラン「マーケットテラス」立ち寄ってみてくださいませね。
■マーケットテラス(http://market-terrace.com)
埼玉県川越市大袋650
埼玉川越総合地方卸売市場内
電話:049-293-5205
営業時間:
ランチタイム 11時~15時(入店は14時30分まで)
ディナータイム 17時~22時30分(入店は21時まで)
料金:
ランチビュッフェ 大人1800円 小学生以下900円
ディナービュッフェ&BBQ 大人3500円 小学生以下1750円
※4/1以降の月~金のディナータイムは大人2800円、土日祝3200円になります
定休日:水曜日(市場のお休みと同じ)
※4/1以降は年中無休(年末年始休暇のみ)
駐車場:あり(28台)
アクセス:関越自動車道の川越インターから約2.5km、5分
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■■このクルマでドライブしました!■■ アルファ ロメオ「ジュリエッタ」待望の「147」の後継車は「マルチエア」に「TCT」などハイテク大盤振る舞い。でも今回グルメ隊が乗って行ったのはハイパフォーマンスモデルの「1750クアドリフォリオ・ヴェルデ」。1.75リッター直噴ターボエンジンと6速MTの組み合わせは痛快そのもの |
■プロフィール
イラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”。長野でフツーのOLをしていたが何の因果か鬼畜デジカメライターの弟子(奴隷)となり2000年に上京。日々の過酷でセクハラな毎日を絵日記で綴っているうちに絵の道に目覚め、ついに2005年独立。以降あちこちでタダでごはんを食べながらポンチ絵画家としてのお気楽な人生を歩んでいる。
女性カメラマン。カメラマンとして名を馳せるべくボスニアに戦場カメラマンとして渡るも、行った早々流れ弾に当たってしまいあえなく帰国。車にまったく興味がないゆきぴゅーとは正反対に機械モノが大好き。食べるのも大好き。封印したはずの赤いバンダナは、ネット上で復活希望の声があるとかないとか(でももうしません!)
2012年 3月 21日