【第34回】癒しの時間が過ごせるレストランで自家製ハム&ソーセージをいただくですの、の巻 |
まさに隠れ家! 房総の手作りハム&ソーセージのレストランをご紹介! |
ジャズが流れる店内、薪ストーブの匂い、奥でジュージューとソーセージが焼かれる音。今回ご紹介するお店は千葉県南房総市でのどかな田園風景を眺めながら自家製のハムやソーセージを頂けるレストラン「SAINT SCHWEIN」(セントシュバイン)です。
こちらのお店、なんとレストランの隣に2棟のログハウスがあるので、宿泊もできちゃうんですの。ちなみに「SCHWEIN」とはドイツ語で「豚」の意。直訳すれば「聖なる豚」!
「それにしてもこの素晴らしいロケーション! なんだかバリ島のウブドみたいですわ」
「テラス席からは四季折々の景色が楽しめますよ。今は農閑期だからご覧のように田んぼはカラカラですけどね。稲が青々とした夏もいいし、収穫前の黄金色の頃もきれいですよ」
ご主人の松苗直人さんは20代半ばで脱サラし、何かの職人になろうと決心した時に、たまたま人の紹介でハム屋という職業とめぐり合ったんだとか。茨城や岐阜で技術を学んだあとは、ドイツに渡って1年間修業をしたんだそうです。
「その頃にはすでに今のような“家族経営でレストランと宿泊をセットにした”イメージを持ってましたね」
「それにぴったりだったのがこの場所だったわけですね」
「でもね、最初はどこで店を出そうかって悩んで、那須や軽井沢に探しに行ったりしたんですよ。その頃、館山出身のうちのかみさんが、出産で里帰りしたんです。ちょうどその時にこの場所が売りに出ていてね。で、房総なら冬もそんなに寒くないし、じゃここでいいかっていうことになったんです」
もちろん素晴らしいのはロケーションだけではありませんの。先程も言いましたが、こちらで食べられるのは自家製のハムやソーセージ料理。しかも添加物は一切なし。近隣産の良質な豚肉、厳選した岩塩、天然の香辛料のみで作られるオリジナルのスモーク製品なんですの。桜の木を細かく刻んで燻製材のスモークチップを作ることから、自分たちの手でやるというからびっくりです。
メニューは、その自家製ソーセージやハム、ベーコンを、ピザやポトフ、サンドイッチなどに組み入れたシンプルなもの。「グリルドソーセージセット」(1575円)、「ソーセージポトフセット」(1575円)、「ピザセット」(1365円)、「ベーコンエッグセット」(1365円)などのお得なセットメニューの他に、それぞれの単品やロースハム、ペッパーベーコン、スモークレバーの盛り合わせもあります。
というわけで今回グルメ隊は、グリルドソーセージセットと、単品でベーコンのピザ、ソーセージポトフを注文してみました。まずジュージューという音と共に運ばれてきたのがグリルドソーセージ。熱々の鉄板皿の上には数種類の野菜と共に、6本のソーセージがいい焼き色になっています。どうやら種類が違うようで、
「プレーンが2本、他はゴマ、チリ、チーズ、それから季節の野菜が入ったソーセージになります」
ひと口かじるとジュワッと溢れ出る肉汁! ほのかに甘くて柔らかい味わいが口の中に広がりますの。ポトフにも同じく6本のソーセージが入っていて、ブロッコリーや菜の花、カリフラワーなどの野菜とともにやさしい味付けになっていました。
「サラダのハムも、ピザのベーコンも、どれを食べてもしっかりと素材の味が生きている感じがしますね」
「野菜も地元でとれた新鮮なものを使っているからか、味が濃い気がしますわ」
この値段で提供できるのはメインのハムやソーセージのを自分のところで作っているから、とおっしゃっていた松苗さん。でも、これだけおいしいものを作るには、相当な手間をかけないとできないはず!
テラスでボーっとしながら里山の風景を眺めるのもよし、気の合う仲間とおしゃべりしながら過ごすのもよし。セントシュバインはいろんな楽しみ方ができる大人のためのレストラン。
そうそう、ご主人の松苗さんは大の車好きなんですの。今回ゆきぴゅーとエイミーが乗って行ったZ4にすっかり心奪われたご様子で「いいなぁ~、この車! 欲しいなぁ~!」を連発しながらお見送りしてくださったのでした。
グリルドソーセージセットは、玄米ごはんorパン、サラダ、ドリンクがついて1575円と超お得! | 「わたくし次は絶対に泊まりで来たいですわ~!」 | ドリンクはカプチーノとカフェオレをチョイス。黒砂糖のやさしい甘さにほんわか |
セント シュバイン(http://www.hamuya.com/)
千葉県南房総市池之内268
電話:0470-36-2825
営業時間:11時30分~14時/18時~21時(LO:20時)
定休日:木曜日
駐車場:あり
アクセス:富津館山道路の富浦ICから館山バイパス経由で15分ほど
※夜は予約制。売店は朝10時からオープンしています
※小学生未満のお子様のご利用はご遠慮いただいておりますとのこと
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■プロフィール
ゆきぴゅー(ゆきぴゅーおふぃしゃるほーむぺえじ)
イラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”。長野でフツーのOLをしていたが何の因果か鬼畜デジカメライターの弟子(奴隷)となり2000年に上京。日々の過酷でセクハラな毎日を絵日記で綴っているうちに絵の道に目覚め、ついに2005年独立。以降あちこちでタダでごはんを食べながらポンチ絵画家としてのお気楽な人生を歩んでいる。
エイミー
女性カメラマン。カメラマンとして名を馳せるべくボスニアに戦場カメラマンとして渡るも、行った早々流れ弾に当たってしまいあえなく帰国。車にまったく興味がないゆきぴゅーとは正反対に機械モノが大好き。食べるのも大好き。封印したはずの赤いバンダナは、ネット上で復活希望の声があるとかないとか(でももうしません!)
2011年 3月 16日