フルワイヤレスでスマートフォンの音楽を車内で楽しむ
Bluetooth接続FMトランスミッター「JF-BTFM」
メーカー:フォースメディア
価格:オープンプライス(購入価格:4980円)

 

 携帯音楽プレイヤーといえば、一昔前はカセットテープを使ったウォークマンが代表的な製品だったが、iPodの爆発的なヒットもありHDDやメモリーを使ったものが主流となっているのはご存じのとおり。音楽ソースも音楽CDを購入して録音(もしくは、リッピング)してから聞くというスタイルから、楽曲データをダウンロードして聞くというスタイルへ変化してきている。

 ダウンロードには通信環境が必要なこともあり、今では携帯電話やスマートフォンを携帯音楽プレイヤーとして使っている人も多いだろう。とくにiPhoneユーザーでは、iPhoneがiPod機能を持つことから、その比率が高いように思える。

 そんな携帯電話やiPhone、Android端末に代表されるスマートフォンユーザーがクルマで手軽に音楽を楽しめるようになるのが、今回紹介するJ-Force(フォースメディア)のBluetooth接続FMトランスミッター「JF-BTFM」。一般的なFMトランスミッターでは、携帯音楽プレイヤーとの接続にDockコネクターや、ヘッドホン端子に接続するミニプラグを使用するが、この製品はBluetooth経由での接続を可能としている。

Bluetooth接続FMトランスミッター「JF-BTFM」。本体色はブラックのほか、ホワイトもある JF-BTFMのパッケージ。スマートフォンへの対応機種が書かれている

 Bluetooth仕様は2.1+EDRで、プロファイルはA2DP、SCMS-Tに対応。コピーマネジメント技術のSCMS-Tに対応しているのがうれしいところで、これにより多くの携帯電話やスマートフォンとの音声接続が可能となっている。

操作部は上下に180度スイング可能。5段階のクリックストップ機構を備える
操作部上面のボタンがペアリングボタン、横のボタンが周波数切り替えボタン 操作部下面には5V/1AのUSB給電ポートを備える
シガーソケットに取り付けて操作部をスイング

ペアリングさえできれば使い方は簡単
 Bluetooth接続のみが可能なため、Bluetooth対応の携帯電話やスマートフォンを持っていることが前提となるが、現在売られている多くの機種ではBluetooth 2.1+EDRに対応しており、ハンズフリーヘッドセットやヘッドホンなどの接続に用いられている。また、iPod touchやウォークマンでもBluetooth対応している製品はあるため、手持ちの機器の対応バージョン、対応プロファイルを確認してから購入してみてほしい。

 それらのユーザーであれば、JF-BTFMを使ってフルワイヤレスの音楽再生環境を車内に構築できる。また、そのほかの機器のユーザーでも、Dockコネクターやヘッドホン端子に接続するBluetooth 2.1+EDRアダプターを別途購入して、JF-BTFMとワイヤレス接続することは可能だ。

 使い方は簡単で、最初にBluetooth接続をJF-BTFMと携帯音楽プレイヤー間で構築するペアリング作業を行う。Bluetooth対応ハンズフリーヘッドセットやBluetooth対応ヘッドホンなどを利用したことがある人なら説明不要とも言える作業だが、今回は第4世代のiPod touchを使って試用してみることにした。

 JF-BTFMをシガーソケットに差してクルマのACCをONにするとJF-BTFMの電源が入る。JF-BTFM上部にあるペアリングボタンを5秒程度長押しすると、本体前面にあるリンクLEDが赤と青の点滅を始め、ペアリング作業が開始される。次に携帯音楽プレイヤー側でBluetoothデバイスを探す作業を行い、「JF-BTFM」という名前のデバイスと接続すればOKだ。iPhone/iPod touchでは「設定」→「一般」→「Bluetooth」から、Androidスマートフォンでは「MENU」→「設定」→「無線とネットワーク」→「Bluetooth設定」から行える。接続する機種によっては、ペアリング時にパスキーの入力を求められるが、その際は「0000」を入力すればOK。第4世代のiPod touch、iPhone 3Gではパスキーの入力の必要はなかった。Bluetooth機器は、同時に最大5台まで登録できる。

ペアリングボタンを5秒間以上長押しして、ペアリング状態にする。LEDが赤と青の点滅を始める 画面はiPod touchのもの。「設定」アイコンをタップする 「一般」を選択
「Bluetooth」が「オフ」になっていたら、「オン」にする するとデバイスの検索が始まる
「JF-BTFM」がデバイス名。タップしてBluetooth接続を行う 「接続されました」と表示されればOK

 このペアリングが終われば、JF-BTFMと携帯音楽プレイヤーがワイヤレスで接続された状態になる。後は、JF-BTFMの本体横にあるボタンで87.9/88.1/88.3/88.5/88.7/88.9MHzの送信周波数を切り替え、カーオーディオやオーディオ機能を持つカーナビのFMチューナーで受信し、携帯音楽プレイヤーを再生状態にすれば音楽が聞こえてくる。

 フルワイヤレスでFMトランスミッターが使えるのは非常に快適で、胸ポケットにiPod touchを入れたままでも音楽再生が楽しめるのは新鮮だった。ロングドライブ時には、携帯音楽プレイヤーのバッテリーの持ちが気になるところだが、JF-BTFMにはUSBの給電コネクターも装備されている。しかも、5V/1Aの給電能力を持っているため、USB規格(5V/500mA)以上の給電能力を必要とする一部のスマートフォンにも対応する。この端子を使った場合、フルワイヤレス環境とはならないが、長時間利用には必須のものだろう。

フルワイヤレスで音楽を楽しめるのは便利 長距離ドライブ時などは充電ケーブルを接続して楽しむことになるだろう

 音質はというと、FMトランスミッターのため、めりはりの効いた音ではなく、どこかまろやかな感じのもの。FMトランスミッターの場合、音質よりも安定して受信できるかどうかがポイントになり、フロントガラスにラジオアンテナを持つクルマでは、とくにノイズが乗ることなく使うことができた。

 JF-BTFMのよいところは、本体から接続ケーブルが1本も出ていない点にある。持ち歩きのじゃまにならないため、友人のクルマに乗ったときや旅行でレンタカーに乗ったときなどにも役に立つだろう。単なる5V/1AのUSB給電器としても使え、価格も実売で5000円以下と安価なので、スマートフォンユーザーであれば便利に使える製品だ。

(編集部:谷川 潔)
2011年 7月 1日

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