ドリンクホルダーでスマートフォンを優しくしっかりホールド
フワポケ ミニポケット ブラック「PZ-398」
メーカー:ヤック
価格:オープンプライス(購入価格:698円)

 

ヤックのフワポケ ミニポケット ブラック「PZ-398」パッケージ。一部が開いているので、直接素材の感触を確かめられるようになっている

 コンソール付近に携帯電話やスマートフォン、デジタルオーディオプレイヤー、リモコンなどを置くことはよくあるシチュエーションだ。その場合コンソールのドリンクホルダーに立てていることも多いだろう。これが走行中に「カタカタ」と振動音がしたり、置いているスマートフォン画面がホルダーに当たって細かいキズがつかないかと心配になったりもする。

 そんな時に見つけたのが今回の取り上げる、ヤックの「フワポケ ミニポケット ブラック『PZ-398』(以下フワポケ)」だ。既存のコンソールにあるドリンクホルダーなどに差しこんで、クッションと仕切りの役割を果たす製品。全体が柔らかいポリウレタン素材でできていて、フワフワした柔軟性がある。そのためプラスチックのホルダーに直接当たるよりも素材への攻撃性が低く、キズがつきにくい。クッション素材なので振動音もしないというワケだ。



フワポケ ミニポケット ブラック「PZ-398」本体背面を見たところ。すり鉢状になっているので、多少はサイズの柔軟性がある内部は前後に仕切られている。平たいモノを立ててキープするのに便利な形状

 愛車のコンソールのシフトノブ前にもドリンクホルダーがあるのだが、実はこれは本来灰皿がある場所で、純正オプションでそれに代わるドリンクホルダーを付けている。そのためかドリンクボトルを安定して置けるほど深くなく、小物置きのような作りになっている。携帯電話などを置くとうまくホールドされずコロコロを動き回ってしまう。今回はここにスマートフォンをしっかりホールドして置きたいというのが目的だ。

 フワポケの外寸サイズは、下部の狭い部分で直径69mm、上部の広い部分が82mm。目的のホルダー部分にはややきつめにはまる案配で、サイズ的にはピッタリだった。ドリンクホルダー自体、日本の缶ジュースやペットボトルにサイズをあわせているので、装着には問題ないはずだ。素材は柔らかいので、若干のサイズ違いは吸収できる。

 内寸で問題になりそうなのは、一番広いところで60mmという部分だ。ここには携帯電話やリモコンなどを置くことを想定しているが、スマートフォンを置いてみたところiPhoneのような比較的小型のタイプ(画面サイズは3.5インチ)はちょうどよく、Androidで4インチを超える大型画面のモデルはややきつかった。無理をしないと入らないものもあったので気をつけてほしい。ケースなどを装着していると、入れ込むのは難しそうだ。きつい状態で無理して入れると、入れたモノを持ち上げた時にフワポケも一緒にくっついてついてきてしまうことになる。

 大きめの小物には「フワポケ TELホルダー PZ-399」という姉妹製品があるので、こちらを選ぶとよいだろう。PZ-398よりも上部に広がりがあり、大きめのモノをシッカリとホールドする。

大きい口にはiPhoneを入れるとちょうどよい。写真はiPod touchを使っているがサイズはほぼ同じAndroid端末は画面サイズが大きめのモデルが多い。写真は4.3インチ画面の端末だが、入れられないことはないがちょっと押し広がってしまう
愛車のコンソールにある小物入れは、スマートフォンなどを立てて置くには不安定な感じフワポケを使うとしっかり立てられる。キズもつく心配がない

 実際に走行してみてがカタカタ音はしなくなり、スマートフォンが振動で擦れてキズがつく心配もないので精神衛生上もよい。本体に柔軟性があるためドリンクホルダー以外にもいろんな場所にねじ込めるのでとても便利だ。手前側には小銭やカードなどを入れておけ、これらと奥のスマートフォンなどと当たることなく、別々に立てておけるのが便利だった。

 コンソールで携帯やスマートフォンなど小物置き場に困っているなら、手軽なのでぜひ使ってみてほしい。ただドリンクホルダーを本来の用途では使えなくなるので、別途ドリンクホルダーが余っていたら……ということになってしまうことにはご注意を。

手前側にはカードなども立てられる。奥側と分けて使えるのが便利このように変形した部分にも、本体が柔らかい素材なのでちょっと無理矢理して押し込める。写真はドアポケット部分こちらはコンソールの後部座席前から使える小物入れなのだが、こういった部分でも柔軟に使える

(村上俊一)
2011年 11月 18日

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