快眠のためサイドウインドー用カーテンを
「美白 簡単カーテン4 ノーマル生地 Lサイズ2枚入」
メーカー:ミラリード
価格:オープンプライス(購入価格:1300円)

 

ミラリード「美白 簡単カーテン4 ノーマル生地 2枚入」のパッケージ。パッケージは捨てずに、収納に活用することにした

 最近では高速道路のETC休日特別割引もあり、長距離をイッキにドライブする機会も増えているのではないだろうか。疲れた状態で長時間運転するは大変危険だ。適宜、SA(サービスエリア)や道の駅などで休憩するようにしたい。車内でチョット仮眠をとろうとした際に意外と気になるのが、爆睡状態の顔を他人に見られてしまうことだろう。フロントウィンドーは折りたたみ式のシェードが普及していて、普段からそれを活用して活用しているのだが、問題はサイドウインドーだ。そこで、休憩時に他人の視線や日差しを遮る目的で、カーテン取り付けることにした。今回選んだのは、ミラリードの「美白 簡単カーテン4 ノーマル生地 2枚入」。

 なお、運転席と助手席のサイドウインドーにカーテンやシェードを取り付けて運転すると、道路交通法違反となる。フロント側へのカーテン取り付けは、あくまでも停車時に限って利用してほしい。2列目以降のサイドウインドーに取り付ける場合は、走行時でも問題はない。

 フロントウインドーにシェードを付けるのには、サンバイザーを使って挟み込むといった手法を採れるが、サイドウインドーには、引っかけるものが何もないため、吸盤を使って取り付ける仕組みになっている製品がほとんどだ。この製品も吸盤を使っている。


パッケージから取り出した状態。左右の2枚がセットになっている

 車内で使うカーテンは、各社からいくつかの製品が出ているが、このミラリードの製品がもっとも手軽な価格だったため選択してみた。見た目でやや生地が薄そうな感じで遮光性に不安はあったが、吸盤で取り付ける仕組みの上、吸盤の経年劣化による吸着力低下が考えられ、そう長く使えるグッズでもないだろうという、やや使い捨ての感覚での選択だ。

 使われている生地は、2種類から選択できる。今回は遮光性重視で「ノーマル生地」を選んでいるが、通気性を考えた「メッシュ生地」も選ぶことが可能だ。夏に窓を開けて使うにはこちらのほうがよいだろう。サイズは、Lサイズ(52×80cm)を選んだが、Mサイズ(52×70cm)もある。また、「美白 お手軽カーテン」という、ヒモではなくゴムで幅を調整するというタイプもある。好みや目的に応じて選んでほしい。生地はポリエステル100%で、手洗い洗濯ができる。

 なお、ウインドー内側にカーフィルムを貼っている場合には、吸盤の取り外し時にフィルムがはがれてしまわないように、吸盤の端からゆっくりはがすように注意してほしい。ヒモを引っ張って外すなどした場合、フィルムのはがれが予想される。

取り付けるための吸盤が左右合計6つ入っている。中央の吸盤はウインドーの形状に合わせて、任意で取り付け可能だ遮光カーテンとは言っても生地は薄めで、わずかに透けてみえる

 取り付け作業は、非常に簡単。カーテンを取り付けたいウインドーの上部に、吸盤を貼り付けるだけだ。吸盤を貼り付ける前に、ウインドーをキレイに拭いておけば粘着力が高くなる。

 ちょうど中央にあたる部分には、吸盤があり、必要に応じて使えばよいだろう。真四角のウインドーには不要だが、弧を描いている場合には、中間部分の吸盤が必要になる。この中間取り付け用の吸盤には、取り付け部分に切り込みが入っていてカーテンのヒモが入るようになっている。

 最初にヒモにやや余裕を持たせた状態で左右の吸盤を取り付け、中央の吸盤の切り込みにヒモを差し込んで固定する。ヒモを引っ張りストッパーで張った状態にすれば完成だ。中央の吸盤部分はヒモが動きにくいので、引っ張る際にうまく通す必要がある。

ヒモ端の吸盤をウインドー前上部に貼り付ける中央部分はヒモが引き出せるようになっている中央部に取り付ける吸盤には、切り欠きが入っていてヒモを通せるようになっている
中央部の吸盤を取り付け、ヒモを通すヒモを引き、ストッパーを使ってヒモの長さを固定するウインドーにカーテンを取り付けた状態

 カーテンは少し外が透けて見える程度で、想像していたよりも遮光性が高い。日差しが透けて入ることはなく、明るい場所での仮眠に重宝しそうだ。家庭用のカーテンよりも生地が軽いため、吸盤の吸引力が弱く、落ちてしまうということもなかった。

カーテン使用時の車内。外がわずかに透けて見えるが、日差しが透けて入ってくることはない。フロント側は汎用のサンシェードを使っている

 ただ残念なことに、筆者の車は2ドアクーペのためサイドウインドーが通常より大きく、10cmほど長さが足りなかった。これは事前に実測していなかった筆者のミスだが、これより大きなサイズは用意されていないので、もう1セット購入して、継ぎ足して貼る必要がありそうだ。4ドアの乗用車や、ミニバンの1列目や2列目なら問題ない大きさだと思われる。

 簡単に導入できるので、長距離ドライブに持参して、落ち着ける日陰の車内で心置きなくユックリ休憩していただきたい。睡眠による体力回復は重要だ。価格が手ごろなため、費用対効果の大きなグッズだと思う。


(村上俊一)
2010年 10月 22日

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