特別企画

【特別企画】タイムズの“痛レンタ”に乗って「嵐の5本の木」を見に行く

北海道で痛車のレンタカーを体験

北海道の美瑛近辺を走る「女神・花代美湖」バージョンの痛レンタ

 タイムズ カー レンタル(タイムズモビリティネットワークス)が6月24日から北海道の札幌で開始した痛車のレンタカー“痛レンタ”。6月22日〜23日に北海道 洞爺湖で開催された「TOYAKOマンガ・アニメフェスタ」の応援企画として、マツダ「デミオ」に同イベントの公式キャラクターをラッピングしたものだ。ラッピングは、2013年のキャラクター「コロナ・タマミ」バージョンと2012年のキャラクター「女神・花代美湖」バージョンの2種類が用意されている。

2012年キャラクター「女神・花代美湖」バージョン。今回レンタカーを借りたのはこちら
2013年キャラクター「コロナ・タマミ」バージョン

 この痛レンタの貸し出しが行われる北海道のハイシーズンは7月上旬〜8月下旬。また、本州などから北海道に旅行に行く際は、飛行機や電車で行き、レンタカーで各地を巡ることが多いのではなかろうか。

 ハイシーズンの到来ということもあり、Car Watchではこの痛レンタを借りて、北海道をドライブしてみることにした。とはいえ、あまりにも広い北海道。無目的に各所を巡るのもよいが、JALのテレビCMで話題の「嵐の5本の木」を訪ねてみることにした。

まずは痛レンタをタイムズ カー レンタル札幌店で借りる

 なにはともあれ最初はレンタカーを借りる必要がある。タイムズ カー レンタルで痛レンタの貸し出しを行っているのは、札幌店、札幌駅北口店、発寒南店、タイムズステーションすすきの店、白石店の札幌エリア5店舗と、千歳空港店、小樽店の計7店舗。今回は札幌店に、2012年のキャラクター「女神・花代美湖」バージョンの予約を入れることにした。

 貸し出し当日、札幌店のスタッフになぜ店舗数が限られているのかと聞いてみたところ、2台しかないため「乗り捨て(貸し出し店と異なる店舗に返却すること)の対応ができない」とのことだ。

タイムズ カー レンタルの札幌店
痛レンタがすでに準備してあった
痛レンタのレンタル手続き。通常のレンタカーを借りる際と特に変わりはない。必要事項を記入し、免許証を提示し、各種の説明を受けといった具合
スタッフと一緒にクルマの外観をチェック。あらかじめ傷の位置などを確認する。痛レンタになって間もないクルマのため、とくに傷らしい傷はなかった
最後に傷のチェックシートにサイン。納得いくまでボディーをチェックしておこう
受付を終えると、この特別なクリアファイルがもらえる
痛レンタのインテリア。通常のデミオと同様
AT仕様なのでAT限定免許でも運転が可能だ
カーナビも装着されているので、初めての北海道でもOKだろう
もちろんETC車載器も搭載されている。土日の休日割引などを考えると北海道でも必須の装備
痛レンタ出発!! 札幌店の前の道路は一方通行のため、注意が必要だ
痛レンタが札幌の街中に走り出した

 痛レンタの貸し出しといっても通常のレンタカーと変わりはない。予約を入れて、店舗で免許証の確認や付帯する保険の確認、走り出す前のクルマの状態を確認する。初めて実際の痛レンタを見た感想は「本当に痛車になっている」の一言。これまで東京 秋葉原などで多くの痛車を見てきたが、非常に丁寧なラッピングが行われており、美しい仕上がり。通常のレンタカーと異なる注意点は、機械洗車が不可となっていることくらいだが、よっぽどなことがない限り、レンタカーに対して洗車することはないだろう。

 アグレッシブな外観と異なり、内装は至って普通。ただの「デミオ」であり、ATかつカーナビとETC装着で、誰もが違和感なく運転できるだろう。ボンネットの傾斜角もそこそこあるので、痛車であることを感じるのは、サイドミラーに映る自車の側面だけとなる。

痛レンタの各部を見てみる。ラッピングは非常に美しい仕上がり
側面、ボンネット、後面など、まさに痛車
おそらく各種パーツ類を一旦取り外してラッピング加工したのではないだろうか。丁寧な作業が光るところ
これは助手席からの風景だが、クルマの中から痛車と分かる部分はほとんどない。サイドミラーに特有のグラフィックスが見える

道央自動車道経由で富良野・美瑛へ

道央道 滝川ICから国道38号を富良野方面へと向かう

 嵐の5本の木は、美瑛にある。新千歳空港から美瑛に向かう場合は道東自動車道〜国道237号というのが定番だが、今回の出発地点は札幌市内。そのため、道央自動車道〜滝川IC(インターチェンジ)〜国道38号〜富良野〜美瑛というルートを用いた。

 痛レンタで走り始めて気になるのが他者の視線。札幌市内ではすれ違うドライバーがこちらを見ているような気もするが、気のせいのような気もするという具合。歩行者の視線はかなりハッキリ分かり、交差点の先頭に止まると、歩行者が痛レンタをちらちら見ていく。しかも決まって男性がだ。

 痛レンタへの注目は男性のほうが高いようで、女性からの視線を感じることは皆無。キャラクターもそれほどメジャーではないため(失礼)、最近街中を走る機会の多い宣伝車(札幌に多いかどうかは知らないが)とでも思われているのだろうか。そんな視線も、道央道に入る頃になるとまったく気にならなくなる。国道37号でも強い視線を感じることはなかった。

大島農園の看板前で。国道38号の布部〜山部間は数多くのメロン農家が並ぶ

 最初に訪ねたのは布部駅と山部駅の間、国道38号沿いにある大島農園。北海道のメロンといえば「夕張メロン」が有名だが、富良野もメロンの産地として全国的に知られている。その「富良野メロン」農家が立ち並ぶのが、国道38号沿いになる。お店によって異なる部分はあるものの、大島農園ではその場でメロンを切ってくれ、獲れたて茹でたてのとうもころしと一緒に食すことができた。

大島農園ではメロンのほか、とうもろこしやスイカを購入可能。いずれも新鮮なものだ
大島農園で購入し、その場で食べたメロン
こちらはとうもろこし。軽く塩ゆでしてあり、とうもころしの甘さがより引き立っていた
これらは現地で購入可能なやや小ぶりのメロン
これらは贈呈用のメロン。立派な感じ
メロンのほか、とうもろこしやスイカも売っている。購入したものを全国発送することもできる

●大島農園
http://www14.plala.or.jp/o-shima/

 途中、元「北時計」の喫茶・ギャラリー「あかなら」に立ち寄り、ラベンダー畑を見つつ富良野から美瑛に移動。7月の富良野はラベンダー畑が人気の観光スポットとなっているが、痛レンタで訪れた7月上旬は3分から5分咲きといったところだった。

喫茶・ギャラリー「あかなら」にて
美瑛に向かう途中のラベンダー畑前駐車場。奥がラベンダー畑だが、まだ3分咲きといったところ
富良野から美瑛に向かう途中にある「四季彩の丘」に立ち寄り
さまざまな花が咲いていた
ここではソフトクリームを購入

 富良野を過ぎ、最初に目指すのはJR美瑛駅近くにある道の駅「びえい 丘のくら」。この丘のくらには「丘のまち びえいロードマップ」など美瑛の観光情報を分かりやすくガイドした冊子などが置いてあるからだ。嵐の5本の木は観光名所となりつつあるスポットのため、残念ながらびえいロードマップには記されていないが、日産スカイラインのテレビCMに使われた「ケンとメリーの木」、たばこのパッケージに使われた「セブンスターの木」、やや斜めの姿が物事を考えているように見える「哲学の木」などの位置が記されている。

美瑛についたら、まず立ち寄りたいのが道の駅「びえい 丘のくら」
無料で配布されている「丘のまち びえいロードマップ」を各種パンフレットとともに入手。詳細な情報が書かれており、ドライブの参考になる
道の駅の近くにあるJR美瑛駅
美瑛駅と富良野駅を結ぶ観光列車「ノロッコ号」がたまたま止まっていた

 MacintoshのOS X Mountain Lionの壁紙に採用され、MacBook Pro Retinaディスプレイモデルのイメージカットに使われている「青い池」の位置も記載されている。青い池は今シーズンから駐車場が拡張され、クルマを駐車しやすくなっていた。この青い池の近くには、白金温泉があるので、日帰り入浴で立ち寄るのもお勧めだ。

美瑛の丘の道を走る
途中立ち寄った哲学の木
ケンとメリーの木
右に見えるのがセブンスターの木。著名な木の近くには駐車場がある
駐車場から西は、このような風景が広がる
青い池
青い池の駐車場に立てられている説明看板。青くなる明確な理由は解明されていないそうだ
白金温泉では、日帰り入浴が可能な宿もある。本当は宿泊したいところだが、「湯元白金温泉ホテル」の日帰り入浴で我慢した

 ところで肝心の嵐の5本の木だが、実は美瑛駅の近くではなく、美馬牛駅のほうが近い。国道237号のかんのファーム近くから道道70号芦別美瑛線を少し入った辺りから見ることができる。近くには駐車スペースもなく私有地に立っているため、道路からちょこっと見るだけが精一杯という感じだった。かんのファームからも見ることができるとのことなので、じっくり見たい場合は、かんのファームから見るというのもありだろう。

嵐の5本の木。濃い緑の葉が印象的

 また、この道道70号芦別美瑛線の南には、「ジェットコースターの路」と呼ばれる道路がある。どこまでも続くように見えるアップダウンのある直線路で、走っていて気持ちのよい道だ。こちらはびえいロードマップに記載されているので、参考にしてほしい。

ぜひ訪れてほしいのがジェットコースターの路。北海道の代表的な道路風景

 本当は日没まで美瑛方面にいたかったのだが、痛レンタ返却の関係もあり、日が沈む前に切り上げ、旭川市街を抜け、旭川鷹栖ICから道央道を札幌へ向けて帰る。何事もなくタイムズカーレンタル札幌店に帰着し、返却処理を行った。返却処理といっても、指定ガソリンスタンドで満タンにしておけば、外観に傷がないかなどのチェックのみ。ETCカードをしっかり抜いたことを確認するほか忘れ物などがないようにしておこう。

 今回は時間がない中での取材であったため、駆け足で札幌〜富良野〜美瑛を巡った。本来であれば宿泊するなどして北海道の雄大な景色を満喫してほしい。痛レンタがそのよき友となってくれるかどうかは好みの部分が大きいが、札幌の市街地においては男性からの熱い視線を得られることは間違いない。

タイムズ カー レンタル札幌店に無事帰着。乗り捨てはできないので、出発店舗に戻る必要がある

 なお、タイムズ カー レンタルを運営するタイムズモビリティネットワークスのご厚意により、痛レンタカーの電話予約の際に「Car Watchで記事を見た」と言うと、痛レンタのレンタル基本料金が10%割引になる(メール申し込みの場合はその旨記述)。痛レンタを借りる際には利用してほしい。

【お詫びと訂正】記事初出時、山部駅の表記が間違っておりました。お詫びして訂正させていただきます。

(編集部:谷川 潔)