トピック

まるも亜希子の家族で初のグランピング♪

至れり尽くせりのサービスで、2歳の娘とはじめてのキャンプ体験

 大きくて優雅な白いテントの横をとおるたびに、「いいなぁ~」と憧れの眼差しを向けていた、ツインリンクもてぎの「森と星空のキャンプヴィレッジ」。

 ここは今、新しいアウトドアのスタイルとして世界で流行中の“贅沢なキャンプ”グランピング(Glamorous×Campingの造語)が楽しめるスポットとして人気沸騰中! 休日はキャンセル待ちが必至というほど、とっても注目を浴びているのです。

 過去にサハラ沙漠で砂まみれのテント暮らしをした私からすれば、まるでホテルのようなおもてなしを受けながら、優雅にアウトドアを満喫できるというグランピングは、垂涎ものの別世界。一度でいいから味わってみた~い! そんな私の熱い熱い視線が届いたのか、ついに家族そろって初体験させてもらえることに。ワーイワーイ、テンションあがる~!

ツインリンクもてぎの一角に設けられた「森と星空のキャンプヴィレッジ」

手ぶらで遊べる贅沢キャンプ

「森と星空のキャンプヴィレッジ」は、これまでの定員4名のサイトに加えてこの春から2倍近い敷地で最大6名の宿泊も可能な「グランピングワイド」が新設されたばかり。ハンモックやファイヤーピット、切り株チェアーなどの充実した設備や、シェフが厳選した食材で手軽に楽しめるバーベキューなど、サービスもさらにグレードアップ。日にち限定にはなるけれど、「星空カクテル」などのおしゃれなドリンクが人気の「森のBAR」がオープンしたり、ツインリンクもてぎならではの素敵な企画が盛りだくさんなところもワクワクしますね。

 今回私たちが宿泊するプランは一番人気のグランピングワイドで、食材の準備も後片付けもいらない「BBQらくらくプラン」。普通のキャンプと違って、グランピングはアウトドアグッズを持参する必要もないし、服装だって特別な装備はいらないとのこと。まぁ、森の中だから一応、防寒着くらいは用意して長袖長ズボンにしてみようかな? なんてグランピング初心者マル出しな感じで、着替えを持って、出発~!

従来よりもさらに広くなったグランピングワイド。備え付けのテントにテーブルやチェア、バーベキューの道具もすべて用意される
テントの中にはベッドやソファー、冷蔵庫や暖房機器など電気製品も使える
シェフが厳選した食材。調理器具もそろっていて初心者でも安心。ちなみに今回のプランの料金は、大人2名+幼児1名で3万6560円(平日)

 ツインリンクもてぎの北ゲートから入場すると、「森と星空のキャンプヴィレッジ」がすぐに見えてきました。最初に受付までクルマのまま乗りつけ、チェックインして簡単な説明を受けたあと、自分たちのテントの真横にクルマを停められるのがとっても便利。2歳の娘・和奏(わかな)は初めて見る大きなテントに、いきなり目を丸くして興奮気味。森に囲まれた広~い空間に飛び出して、元気に走り回っています。もともとあまりアウトドアが好きではないパパも、テントの中にふかふかのベットをはじめ、オシャレなリビンク空間が広がっている光景を目の前にして、さすがに「おお~!」とノリ気になってきた様子。私はもちろん、またまたテンション急上昇です。

今回は北関東道の真岡IC(インターチェンジ)で降りて、1回しか曲がらないルートで来てみた。開通して間もない区間もあって、カーナビだと案内してくれないかも……
まずはフロントで受け付け
温泉への行き方や朝食の案内を受ける
アメニティも用意される。タオルだけは持参するか、こちらで購入もできる
フロントの横にある売店
氷やお酒、ソフトドリンクもある
虫よけや電池、食材、そしておむつも用意される

豪華な食材にテンションアップ!!

 テントの前にセッティングされたテーブルで、気持ちのいい風を感じながらさっそくくつろいだり、和奏とボール遊びや追いかけっこをして遊んだり、なんだかすでに慌ただしい日常なんて忘れてほっこり。そのうちにスタッフさんがBBQグリルの炭をおこしにやってきてくれて、食材や食器などが入ったセットもどーんと到着です。

 中を開けてみると、大きなお肉が何枚も! Tボーンステーキやサーロイン、骨つき豚ロースに骨つきソーセージ。ズッキーニやパプリカなどの野菜、チーズフォンデュにバゲットもあるし、スープはクラムチャウダーかミネストローネが選べます。そしてグランピングらしさ満点なのが、味付け用のヒマヤラ岩塩や特製BBQソース、ガーリックバターやバジルソールなんて、これまで自分たちの庶民的BBQでは思いつきもしなかったモノたち。デザートにマシュマロやチョコレート、バナナ、グラハムクラッカーまでそろっていて、さらにはオススメの調理法が可愛いイラスト付きで描かれたレシピも入っているから、見ているだけでウキウキしてきちゃいます。

スタッフが食材を持って到着。説明を受けます
豪華な食材に思わずテンションア~ップ♪
お肉や野菜、スイーツ、そして調味料も一式
スープはミネストローネとクラムチャウダーから選べる
オススメの調理方法が書かれたレシピもあるので、初心者でも安心
初心者には難しい炭への点火もスタッフがやってくれます

 実はこれまで、子供が小さいうちは家族でBBQなんてちょっと難しいかなぁ、と諦めていました。火を使うから子供がウロチョロしたら危ないし、これだけの食材やツールを準備する時間と労力も大変だし、そのうえ使ったもの全部をまた片付けなきゃいけないとなると、考えるだけでゲンナリ。

 でも、こうして何から何まで揃えてくれて、あとは好きなように切って焼いて、食べるだけ! って、なんてステキなんでしょう。手を洗ったり野菜を切ったりできる水場もすぐ近くにあるから、チャッチャカと調理がはかどります。ステーキに岩塩とブラックペッパーで下味をつけたら、私は前からやってみたかった、野菜とお肉を刺したBBQ串に挑戦。果たして美味しくできるでしょうか。

テントサイトのすぐそばに水場。シンクも広くて使いやすい
野菜を包丁でカット。まな板や包丁、串もすべて用意されていたもの
やってみたかったBBQ串。下のお皿も用意されていたものです

 いい感じに炭が赤くなったBBQグリルに、まずは豪快にTボーンステーキを投入! 煙が高く空にあがって、お腹がグルル~と鳴っています。けっこうあっという間に焼きあがり、慌ててお皿やカトラリーを準備。ソースをつけて、ひと口噛み締めると……。お肉の旨味がジュゥ~とあふれてきて、パパと同時に「美味しい!」とハモっちゃいました。

 そして和奏はソーセージが気に入った様子。まるも特製BBQ串は、ちょっと野菜が串からハズれがちだったけど、まずまずの出来栄えです。さらに感動したのは、チーズフォンデュの美味しさ。じゃがいも、なす、ズッキーニにバゲット、何をつけてもよくあって、もう病みつきに。家からシャンパンでも持ってくればよかったなぁと、そこは反省です。あとウェットティッシュや、子供用のカトラリー、もう少ししたらアウトドア用の虫除けなんかも持参したらいいかもしれません。

家族3人で初めてのバーベキュー
Tボーンステーキが豪快!!
焼きたてのお肉を召し上がれ♪ まだまだいっぱいありますよ
岩塩で味付けしたステーキ。分厚い!
和奏はソーセージがお気に入り
今日はもう運転しないのでビールで乾杯。ビールはフロントの売店で買ったもの

雨の中でも快適なテント

 みんなでワイワイやりながら、自然の中でいただくBBQは心も満たされて、すっかりマッタリモード。グリルでは、最後の仕上げにマシュマロとバナナのデザートを焼いています。あとでこれをツマミながら、もう少し優雅な時間を……。なんて思っていたところで、ポツリ。あれ? 空を見上げるとポツポツポツ。予報は出ていましたが、ついに雨雲がやってきてしまいました。

 こんな時も、後片付けをしなくていいから助かる。必要なものだけテントの中に移動して、そこからは雨の音を聴きながら、非日常気分の家族団らんを楽しむことに。テントの中は肌触りのいいラグマットが敷いてあり、寒くなったらホットカーペットや暖房もあって快適です。ソファもあるし、ハンモックもあるし、もちろんふかふかのベッドに寝転んでもみんなと会話ができるくらいのサイズ感がちょうどいい。こういう時は、ジェンガとか家族で遊べるゲームを持ってきても盛り上がりそう。晴れていれば、みんなで焚き火を囲んで語りまくる光景があちこちで見られるんだとか。

日が暮れてきたタイミングであいにくの雨
テントの中で食後のスイーツ。焼いたバナナとマシュマロが絶品♪
和奏、ハンモックの初体験。私はスマホをいじってますが、なんとWi-Fiも飛んでるんです!

 のんび~りしていたら、いつのまにかパパはガーガーといびきをかいてご就寝。ちょうど雨がやんでいるみたいだし、消灯時刻の22時も近いので、この隙に私と和奏はホテルツインリンクにある大浴場「のぞみの湯」へ行ってみることに。キャンプヴィレッジには男女ともにシャワー室もあるけれど、宿泊客は無料なので、せっかくなら大きなお風呂へ。

 とてもきれいでモダンな「のぞみの湯」のエントランスで、宿泊客用のカードをかざすと中に入れます。和奏は「おおきいおふろだ~」とすでに大はしゃぎ。2つの大きな室内風呂のほかに露天風呂もあって、洗い場も広いし子供用のイスと桶があるのもうれしいところです。いろんなお風呂を行ったり来たりしながら、ゆ~っくり温まることができてすっかりリフレッシュ。歯磨きも済ませて、テントへと戻ります。

グランピング利用者はホテルにある温泉「のぞみの湯」も利用可能
子供を連れて徒歩15分ほどのところにある「のぞみの湯」。ロビーショップでタオルのレンタルも
のぞみの湯。夜24時まで営業
内湯2つと露天風呂もある

すがすがしい朝に食欲も進む

 ベッドに横になると、また雨が強くなってきた模様。テントに雨粒が当たる音をすぐ近くで聴きながら、私も和奏もすぐにウトウト。気がつけば夢の中でした。そして、パアーッと明るい光を顔に感じて目をさますと、まだ朝の4時。もうこんな早くから太陽は活動し始めるんですね。今日はいいお天気になりそうだなぁ、なんてベッドの中で感じられるのも、グランピングならではの贅沢。ほどなくパパも目覚めて、朝6時からやっている「のぞみの湯」へ朝風呂に行くと張り切っています。いつもはダラダラと遅くまでベットから出てこないのに、これもグランピング効果? やっぱり、自然の中にいると人は健康になるのかもしれないですね。

夜中の雨から一転して晴天に恵まれた朝。いつもより早起きしてすがすがしいパパ

 お風呂からサッパリして戻ってきたパパと、パッチリ目を開けて朝からテンション高めの和奏と、今度はお待ちかねの朝ごはん。ホテルのレストラン「森のマルシェラン」でのビュッフェです。ホテルへと続く小径はウッドチップが敷いてあって、足の裏に心地いい感触。どうしても「傘さしてく!」と言い張った和奏ですが、楽しそうに歩いてくれました。

 朝食ビュッフェは和食・洋食・カレーにデザートとメニュー豊富で、目移りしてしまうほど。控えめにしておこうと思いつつ、どれも美味しくて、家族そろって朝から満腹です。ホテル1Fにあるショップでお土産も買い、またテントへとお散歩しながら戻ります。

フロントの脇を抜けて歩いてホテルに向かう
ウッドチップの踏み心地が気持ちいい
のぞみの湯の横をとおってホテル内にあるレストランへ。グランピングには朝食券もついています
朝食はビュッフェスタイル
コースの見えるレストランで朝食。パパは朝からカレー
ホテル内の売店ではお酒や地元のお土産も。和奏はコチラちゃんに夢中

 さぁ、そろそろ楽しかったグランピングもチェックアウト。荷物が少ないから、帰る時にサッと荷造りできてラクなのも、通常のキャンプと違うところですね。こんなに手軽なのに、しっかり大自然の中での非日常は味わえる。今回は本当に手ぶらで来てしまったけど、持ってきたらよさそうなモノも分かったから、また次回は少しグレードアップしたグランピングにトライしたいなぁ~。できれば、晴れた夜に!

夫婦でレーシングカートに挑戦!!

 そして、せっかくツインリンクもてぎにいるとなると、走りたくてウズウズしてくるのが私たち夫婦。ここはサクッとカートでも乗りに行こうかと、向かったのはモビパーク。ここには2歳の和奏でも遊べるアトラクションがあることは前回もお伝えしましたが、実は大人が楽しめる本格的なカートコースもある、乗り物ワンダーランドなのです。中でも全長576mのコースでタイムアタックできる「レーシングカート」は、かなりテクニカルでプロでも熱くなると評判! 和奏のお守りをしながら、交代で5周ずつのタイムアタックにチャレンジしてみました。

 まずは今年も86/BRZ Raceなどで腕を磨いているパパ。最後尾からスタートして、全員を抜いてトップでチェッカーを受けるという、日頃の成果をしっかり見せてくれました。タイムもなかなかの好タイムで、スタッフに「素人じゃないですね?」と言われて照れてみたり。

 そして次は私。出産前はパパよりカートだけは速かったのですが、何しろ3年のブランクあり。コースはすぐに覚えたものの、勘が鈍ってしまったのか、筋力が落ちたのか、最後のヘアピンでどうしてもタイヤを滑らせてしまい失速。ストレートスピードが伸びず、タイムもパパには及ばずという結果でした。でも久しぶりに全身を使って走る感じは、やっぱり最高! パパも私に勝ったとご満悦(!?)で、何よりでした。

モビパークにあるレーシングカートに挑戦
本格的なカートなので、事前にレクチャーを受けます
86/BRZ Raceなどで特訓を積む橋本洋平選手。ママに勝てるかな?
最後尾から全員を抜いてゴール
タイムもなかなか?
続いてママの番。3年前はカートならパパより速かった
和奏と応援
ハンドルを握ると目の色変わってる?
タイムで勝ってパパの面目躍如

 大自然の中で贅沢なグランピングを堪能したあとに、こうしてカートで家族そろって熱くなれる。こんなところが、他にはないツインリンクもてぎの魅力ですね。また絶対、こっちもトライしに来るぞ~!

提供:株式会社モビリティランド

まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。17~18年日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。女性のパワーでクルマ社会を元気にする「ピンク・ホイール・プロジェクト(PWP)」代表。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦している。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968など。ブログ「運転席deナマトーク!」やFacebookでもカーライフ情報を発信中。

Photo:政木 桂

Movie:政木 桂