編集後記 (2009年2月6日)

  三菱のダカールラリー撤退は仕方ないとは言え、本当に残念です。また復活してもらいたいものです。

大久保有規彦(ohkubo@impress.co.jp

 2月になるとマスコミ向けに、輸入車の合同試乗会なるものが開かれる、ということをなんとなくご存じの方もいらっしゃるはず。ポッと出のCar Watchも、さまざまな方々のご厚意で紛れ込ませていただくことができました。いろんな輸入車をとっかえひっかえできるなんて幸せにもほどがある、という感じですが、短時間に車を運んで撮りまくってすこし走って、なんてのを早朝から繰り返していると、結構疲れるんですなこれが。

 で、“もークルマなんてうんざり”と現場の皆が思い始めた撮影会の午後、次に撮影するアウディR8を運んできたら、自分を含めて現場のスタッフ全員のテンションが明らかに変わったんですわ。妖気を漂わせたルックス、猛々しいV8サウンド、4WDシステムを利した強烈な加速、そういうものがみんなのハートに火を着けちゃったわけですね。

 そんな雰囲気の中で思い出したのが、その前日の発表会での、アウディ・ジャパンのベッシュ社長の発言「エモーショナルでスポーティーな新車やモーターショーで、前向きなメッセージを出すことが大変重要」。

 実を言えばこの発言、個人的には発表会での企業のトップ特有のリップサービスというか、カラ元気にすぎない、とか思ってたわけです。ごめんなさいもうしません。R8は元気にしてくれました、みんなを。

 ま、その“みんな”ってのがおっさんばっかだったのが懸念のタネではあるんですが、カッコよくて速くて強くて美しいクルマは(それが容易には手の届かないモノであっても)、そこにいるだけで人に力を与えてくれるんだということが分かったのが、今週もっとも記憶に残ったことなのでした。また乗りたいわー。500mでもいいから。

田中真一郎(tanak-sh@impress.co.jp

 最近雪道取材などでスキー場の近くに行きながら、スキーひとつせず仕事をして帰宅。というわけで、今週末は“スキーをするために”スキー場へ行ってきます。幸い天気予報は晴れ。本当に晴れるかは行ってみなければ分かりません。ただ、その前に一仕事あるのが難点。

谷川潔(tanigawa@impress.co.jp