編集後記

2019年4月1日(新年度特別号)

北村友里恵

(編集中)

椿山和雄

(編集中)

佐久間 秀

 2019年度がスタートした4月1日から、Car Watch編集部の体制も大きく変わりました。ふり返ってみると、佐久間は2013年5月から編集部のスタッフになったので、ほぼ6年働いているという感じでしょうか。この間に編集部が市ヶ谷から神保町に移動したり、Watch全体の誌面刷新があったり、大小いろいろとありましたが、小林新編集長体制になった今後のCar Watchにもご期待いただきたくお願いします。

瀬戸 学

 4月1日からCar Watch編集部に加わりました、瀬戸と申します。

 といってもCar Watch立ち上げ当時にもCar Watch編集部におりまして、約9年ぶりの出戻りになります。

 新編集長とともにこれからCar Watchを盛り上げていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

小林 隆

 新元号が「令和」と発表された4月1日、Car Watch編集部の体制が変わりました。具体的には2008年の創刊から編集長職を担ってきた谷川が離れ、小生がその職に就くこととなりました。

 創刊の翌年となる2009年からCar Watch編集部に在籍し、これまで新車を中心にタイヤや各種パーツなどの取材を続けてきました。それ以前まではチューニングカーや中古車情報誌といった専門誌の編集経験はあったものの、新車情報誌もインターネット媒体も初めての経験であり、慣れるまでに時間を要したことは今でも記憶に残っています。

 振り返ると創刊時はリーマンショック直後で、燃料の高騰もあって出るクルマの話題と言えば燃費一辺倒。Car Watchの編集部員として初めての東京モーターショー(2009年)の来場者数は前回比81万1400人減の43.1%、トヨタやホンダがF1から撤退、そして東日本大震災という未曽有の出来事が起こるなど、どちらかと言えばつらく悲しい出来事の方が記憶に残っているというのが正直なところ。

 その一方で、運転支援技術やコネクテッド技術の実車投入が進められるとともに、EVやFCVといった電動化をはじめとする新しいパワートレーンの登場、開発が進む自動運転技術など、非常に速いスピードで進化する各テクノロジに驚嘆した10年間でもありました。

 今後もCar Watchでは新車情報を中心に各技術の紹介、タイヤやパーツのレビュー、モータースポーツ情報など、自動車にまつわる情報を素早く、そして深く提供できればと思います。至らぬところが多々あるかもしれませんが応援いただければ幸いです。今後ともCar Watchをよろしくお願いいたします。

谷川 潔

 2008年9月24日にCar Watchを創刊してから10年半、編集長としてCar Watchの仕事をしてきましたが、4月1日より編集長職を離れることとなりました。今後はもう少し広く、Car・トラベル編集統括部長&コンシューマメディア事業部長という立場で関わっていきます。

 2008年の創刊時は、ちょうどリーマンショック直後ということもあり、「なんでこんな時期にITで有名なインプレスがクルマの媒体を立ち上げるの?」といろいろ聞かれました。当時は、“若者の車離れ”なんてことが言われ始めた時期で、クルマの人気はがた落ち中。しかしながら自分としては、カーナビの人気(主に掲示板)やクルマ業界が取り組み始めていたコネクテッドの動向を見ると、クルマは最先端のテクノロジ機器になるのが自明であり、それをITに詳しいImpress Watchの読者に伝えていくことに意味はあると思っていました。

 おかげさまで、創刊直後から熱い支持を読者からいただき、多くの読者に読んでいただけたことで媒体も発展していくことができました。また、クルマも創刊当初に思っていた以上のテクノロジ機器になりつつあり、その進化の速さに自分自身どうつきあっていくのかとまどいつつも、クルマの楽しさの本質を伝えてこれたかなと。

 今後は、Car Watchの主力となる部分は小林隆新編集長に任せしつつ、ちょっと変わった部分を読者の方に違った形でお届けできるとよいかなと考えています。それでは今後ともCar Watchをよろしくお願いします。