編集後記

2024年12月13日

小林隆
不動産物件を見るのが日課になりつつあります(写真はイメージ)

 ひまなときに中古車検索サイトをのぞくのが趣味の自分だが、最近は不動産サイトを徘徊することが多くなっている。

 きっかけはいま住んでいるマンションの喫煙所が撤去されたことだ。それ以降、コンビニの喫煙所などに行くことで何とか対処しているが、その都度5分ほど歩く必要があるため実に不便。「気にせず吸える一軒家」にがぜん興味がわいてしまったのだ。

 問題はタバコだけじゃない。わが家は子供2人の4人家族で、間取りが2LDKということで9歳と7歳の子供部屋をどうするかというのが喫緊の課題となっている。当初はリビングに壁を追加して3LDKにすることを想定していたが、タバコ問題をきっかけに「引っ越したほうが色々解決するのではないか?」という気持ちが大きくなったのだ。

 不動産サイトをチェックし出してひと月ほど経つが、不動産の価格が尋常じゃなく高い。新築はやっぱり無理か、ということで中古も多く見ているが、築10~20年程度では新築と価格がさほど変わらない。駅から離れても今の生活スタイルであれば支障がないので「土地面積」「間取り」「室内設備・仕様・収納」を優先し、かつ2人の子供の学区が変わらないことを条件として見ているが、想定する予算では到底届かない現実……。

 ここ2週間で新築・中古の6件ほどを内覧させてもらい、「これはこれでいいね」という気持ちになるものの「ここがいい!」というモチベーションにはなっていない。いっそのこと今の住居を売って賃貸に移るか、はたまた学区を無視して都心から離れるか。いまの住まいが終の棲家になると思っていたが、さてどうするか!?