編集後記(2009年5月22日)

 

 今週はなんだかずっとレガシィの原稿を書いていたような気がします。実際に実車を見てみると「あれ、思っていたより結構かっこいいね」という印象。富士重のスタッフにそのことを述べると「皆さんそうおっしゃいます」とのこと。なにやらデジャビュを見ているような気になって、記憶の糸をたどってみると、インプレッサの時も同じことを言ってました。もしかしてこれってスバルの作戦だったりして。

 先々代から先代に変わったときは、土臭さが抜けてスマートになったと感じましたが、今回はグッと高級感が増して貫禄が出たというか、OEMでクラウンとかマークIIとして出てもおかしくないと個人的には感じました。CMのキャラクターもブルース・ウィリスからロバート・デ・ニーロに変えたし、もう少し高い年齢層までターゲットにしたいのかな。まぁユーザーも歳を取るし、ちょうどよいのかも。

瀬戸学


 カーメイトの防虫ネットが気になります。この手のネットを、網戸補修用の網で自作している猛者もおらるるようですが、不器用な自分にとしては既製品として買えるのが嬉しい限り。それ以前に、車の修理or買い換えをしないとダメなのは言わずもがなですが。

大久保有規彦


 人生において洗車とワックスがけ以上に無駄な作業はないと思うのだけど(ええそうですよ思想なんかありませんよ、ものぐさなだけですよ)、先週の出張5連発で虫と埃とブレーキダストまみれになった我が家の車を見たら、さすがにそうも言ってられなくなりまして。いざとなったら売り払って生活費にしなきゃならないしね。

 で、洗ってみたらどーよ、新車みたいじゃん。ま、納車からまだ4カ月くらいなんですがね。勢い余ってエンジンオイルなんか見ちゃおうかな~とエンジンフードをかっぱいでみたら、なんと、オイルレベルゲージがありませんよこのクルマ。どっかに落としてきたんぢゃ? と(半分本気で)思ったのですが、どうやらハナからそんなものは付いていない模様。

 なんだよー、せっかくプチ愛車家気分が盛り上がったとこだったのに-、シラける奴だなーとか思ったわけですが、このクルマ、水温計も無いんだよね。すごいね最近のクルマは。「オイルだの水だの小っちぇえことにひっかかってねーで、ガンガン走って練習しなっ、おめーはヘタクソなんだから」ってことかも、と解釈してがんばらせていただく所存でございます。

田中真一郎


展示されていた二代目勇加丸
 取材で静岡ホビーショーに行ったものの、車以外を見る時間がなかったため先週末に再び静岡へ。鉄道とか飛行機とか艦船とかミリタリーものとか、取材日に見られなかった製品を見た後、モデラーズクラブ合同作品展に。会場を出てみると、一般公開日限定展示のデコトラ(デコレーショントラック)が展示されていました。

 最近ではアートトラックとも言われていますが、自分的にはデコトラのほうがしっくりきます。夜の高速などは、ピカピカしているデコトラの後ろを付いていくと運転が楽なので、よく助けてもらっていました。そんなことを思いつつデコトラの写真を撮ってみましたが、まわりの人を見るとそれほど興味のない様子。それどころか、地元のブラスバンドが「ガンダム」や「ヱヴァ」の音楽を演奏し出すと、一斉に人だかりが。時代ですかね。

 モデラーズクラブ合同作品展では、車の模型も多く見かけたものの、昨年よりも痛車模型が増えていました。痛車ラジコンや、痛ヒコーキなども展示され痛ブームはとどまるところを知りません。さすがに痛空母とかはなかったのですが、来年は普通に展示されていそうです。

谷川潔