編集後記(2009年8月28日) |
鈴鹿のポッカGTに行ってきました。驚いたのはその観客の多さ、そして家族連れの多さ。決勝が始まってもコースサイドにかじり付いているのではなく、まるで夏祭りにでも来たかのようにブースでのイベントや屋台での食事を楽しんでいる姿は、サーキットで過ごすことが文化として馴染んでいることを感じさせてくれました。 海外でのレースもこんな感じだそうで、ニュル24時間などは、観客はコース脇でレースそっちのけでバーベキューを楽しんでいて、走っていると焼き肉のにおいがしてくるとか。 都内に務めていると、周囲に車を持っていない人がたくさんいますが、ちょっと地方に行けばやっぱり車は生活の必需品なんですね。“くるま離れ”なんていうのは都心に住んでいる人が勝手にまくし立ててるだけの話なのかもしれません。 ところで話は変わりますが、この1週間で編集部4人の内3人が1つ歳を取りました(笑)。 |
瀬戸 学 |
遂に我が家に新しいマイカーがやってきました! 新しいといっても、平成2年式で走行距離も推定18万キロのスカイラインGT-R……。 しかし、出元が某チューニングメーカーに勤務している方のモノなので、メンテナンスは行き届いてます。エンジンもタービンも載せ換えてますし、ロールバーのお陰でボディーもしっかりしてます。しかもハーネス類まで新品に交換するという徹底ぶり。 クルマはメンテナンスさえしっかりしていれば、20年経ってもまだまだ走ります。いやいや、これからが楽しみです。 |
小林 隆 |
飲みの席で“「千と千尋」のお父さんはアウディA4に乗っていた”、という話になったとき、その席ではそう記憶していたのが僕だけでした。たった1人だと不安になるもので、帰宅して速攻でDVDを見て、グリルにフォー・リングスが描かれているのを確認したわけです。 ウソツキにならなくてよかったー、と、ほっとしたのもつかの間。ブレーキをかける時のカットで足もとがアップになると、ペダルが3本下がっている!調べてみるとどうやらB5のA4(紙のサイズかっ)は、左ハンドルのMTなんていうマニヤックな仕様が輸入されていたようで。 「千と千尋」は自分の中では一番好きな宮崎作品ですから何度も見ているんですが、これはすっかり見逃しておりました。というか、イマドキのプレミアムブランドの輸入車はみんなAT(しかも左ハンドルだし)と思い込んでいたので、きっと初見でもクラッチペダルに気がつかなかった(か、足踏み式パーキングブレーキに見えた)んだと思います。そういやBMWの320iなんて、いまだにしつこくMTをラインアップしてますわね。 念のために絵コンテを確かめてみたら、もうこの段階からちゃんとアウディA4/左ハンドル/MTでした。そもそも宮崎作品はどれも、絵コンテとできあがったフィルムにほとんど差異がなかったりするとはいえ、お父さんがアウディA4(B5)の左ハンドル/MTに乗っていることの重要さ加減が感じられるというものです。 で、絵コンテの件のブレーキングのカットを見てまたも仰天。ABSのキックバックの再現まで指示してある……気がつかなかった……“誰得?”と言いたくなりますが、このパラノイアっぷりが宮崎作品の醍醐味の1つ。なんてエラソーなことを放言するには修行が足りないことが判明しました。あと1万回見て出直してきたいと思います。 |
田中真一郎 |