編集後記(2010年1月29日)

 Car Watchを始めて、国土交通省や経済産業省が新しい制度を始める前に、けっこうちゃんとパブリックコメント(一般の人の意見)を集めているんだということを知りました。いやぁ感心感心。

 などと思って調べてみると、意見募集はしているものの、あんまり反映されていない様子。例えば、年末のETC休日割引をなくして、代わりに年始の休日割引を拡大するという時も、パブリックコメントでは「年末も年始も全部休日割引にしろ」という意見が圧倒的多数だったわけ。でも国土交通省は最初の見解を繰り返すだけで何も変わらず。

 結局年始に交通が集中して大渋滞になったわけで、まぁ、予算の問題もあるから分からなくもないけど、だったら最初から意見を求める必要がなかったんじゃないの? 体裁を整えるための形だけのパブリックコメントなんじゃないの? と斜めから見てしまう気持ちも分かってよね。

瀬戸 学


 なんかずるい。

 ある車に乗ったときに思った感想です。3.8リッターV6ツインターボにデュアルクラッチトランスミッションを組み合わせ、最大出力は485PS。と言えば、大体想像がつかれるかと思いますが、正直しびれました。

 出力もさることながら、それを支える車体剛性の高さ、路面にトラクションをしっかり伝える足まわりの完成度ったらないですね。高速巡航時もコーナリング時も車重を感じさせない軽快なもので、完成度の高さにやられました。

 否定する点はなーんにもないのに、なんかずるいと思ったのは何故だろう。何故? あ、マイカーがこのモデルの3世代前のモデルだからだ。ソウダソウダ。別に悔しくなんてないですよぉ? 舌打ちなんてしてないですよぉ?

 このモデルは「写真で見る」シリーズで紹介する予定です。皆様お楽しみに。

(でも、せめて直線はついていきたい)

小林 隆


 「BMW Stuio ONE」(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20100129_345494.html)に取材に向かう途中、「そーいえばこのへんに某ハイパーメディアクリエイターの店だか事務所だかがあったな」なんてことを思い出しまして。そんなことはどうでもいいんですが、なかなか居心地よさそうでしたよ、Studio ONE。メシがうまくて酒があればおまえはどこでも居心地いいんだろって? まあそうなんですが。1カ月で終わっちゃうのがもったいないくらいですよ。

 で、ここでびっくりしたのが自由に手に取っていいという書籍のコーナー。「宇宙船とカヌー」のJICC出版局版の、しかも初版なんかあるじゃないすか(ちなみにこれ、ちくま文庫版でもコンディションのいい奴はすげー高い)。ほかにも絶版本がいろいろ。なんて気前のいいことでしょ。

 これらの書籍をコーディネートした幅さんによれば「展示してある本が絶版だったり初版だったりするのはこちらの都合。この本を知ってほしいから展示してある」と、あくまで本はツール、という立場をカッコよく貫いておられます。見識です。そのとーりだと思います。

 でもー、でもー、再版されるかどうかわからない本が1冊でもこの世から失われていくかもしれない、ってのは、小心者にとってはスリリングすぎるのでございます。そんなことを考えると、キンドルでもiPadでもなんでもいいから、電子書籍がどんどん普及しちゃってくれるといいなーと思うわけですが、この国ではなかなか難しそうで。

田中真一郎


 先週の土曜日に藤原湖近辺のスキー場に行ってきました。東京あたりに住んでいると、関越自動車道を使うわけですが、朝6時台というのに下り線で渋滞が。最近珍しいなと思って見ていると、高坂SAの手前で渋滞は解消。そしてその後順調に流れていたのですが、今度は渋川伊香保ICの手前を先頭に渋滞。

 交通量の増大による渋滞や、とくに上り坂によって起きるサグ渋滞の可能性もありますが、渋滞解消ポイントで反対車線を見るといずれもHシステムがありました。進行方向のHシステムであれば、納得できる部分もあるのですが……。ちなみに帰路は、渋川伊香保IC近辺のHシステムを先頭にバッチリ渋滞していました。

 最近いろいろな意味でレーダー渋滞が増えているのかな?

谷川 潔