編集後記(2010年2月19日)

 どうにも周りと意見の合わないことがあります。それが2+2の「+2」について。たとえば「エヴォーラ」とか、「アウディTT」とか、歴代「RX-7」とか。別名「ワンマイルシート」とも呼ばれるあの「+2」っていらなくないですか?

 チャイルドシートを付けて、子供専用に使うなら話は別です。でもRX-7とか後席にはチャイルドシートを付けられないし、元のシートがチャイルドシートみたいなサイズですからね。おもしろ半分で試してみることはあっても、普通に「どうぞ」って他人には勧められないですよ。もし旅行とかで3人以上乗る必要がある時には、レンタカーでも借りるだろうと思うわけです。

 だったら2シーターでいいじゃないか、となるわけですが、これがどうにも周囲には理解されない。使わないシートなら外した方が軽くなるし、クルマも小さくできてよいと思うんですけど。

 先日知り合ったばかりのフリーランスの方とその話をしたら、珍しく意見が合いました。やっぱり周りには理解されないという点でも激しく同意。でもって、詳しく話を聞いてみると、その人はなんと「MR-2」オーナー。ちなみに私は「ユーノスロードスター」オーナー。あぁやっぱり、って感じです。

瀬戸 学


 2月14日、バレンタインデー。悲しき独身は既婚者である友人の嫁の代打として、国立競技場で行われたサッカー東アジア選手権「日本vs韓国戦」の観戦に行ってきた。

 ここのところ、日本代表の人気低迷が叫ばれていることもあり、来場者数はこの日も少ないのだろうと予測していた。ところがどっこい、蓋を開けてみると公式発表4万2951人と、ほぼ満員の状態で応援することになった。席は最後部(笑)。

 相変わらず効果的なパス交換が行えない日本代表。闘莉王が前半終了前に退場してしまったものの、後半に韓国選手も2枚目のイエローカードをもらい、10対10の争いになる。慢性的な得点力不足に悩む日本は、この日も得点は遠藤のPKの1点のみ。対する韓国はPKのほか流れの中で2得点を挙げた。日本は海外組がいないと言えど、それは韓国も同じ。

 韓国の2点目は中沢の背中に当たってうまい具合にドライブ回転がかかり、日本ゴールに吸い込まれた。若干ラッキーゴールではあったものの、やはりシュートを打たないと点は入らないということを改めて実感させてくれた。また、3点目は素早いカウンターから見事なミドルシュートを打ち込まれた。

 とにかく今の日本代表には攻撃の迫力を感じられない。やはりパサーが多すぎる気がする。ドリブルで仕掛けられる選手がいないため、ダラダラとパスばかり回してフィニッシュまで持ち込めない。仕掛けられる選手がいないわけではないと思う。玉田、大久保、岡崎あたりには、もっと危険を承知で相手に挑んでもらいたい。「ボールを取られる」ことに対する恐怖が勝っているような印象を、試合を見ていて感じた。確かにオフシーズンの今、100%の実力を発揮しろというのも酷な話なのかもしれないが、ワールドカップ本番まで残された時間は4カ月。立ち止まっているヒマはない。

 この日の国立競技場もサポーターからのブーイングが飛び交った。「岡チャン不合格 決断セヨサッカー協会」の横断幕も広げられた。でも、この時期に監督交代しろと言うのもないんじゃないかと、個人的には思う。本番直前のこの段階で監督に就任したいと思う人も、そうそうおるまい。

 岡田監督はかつて「ワールドカップでベスト4を目指す」とコメントをした。むろん指導者である以上、ある程度高い目標を掲げることも大事なことだろう。だとするならば、この東アジア選手権での3位という結果を、岡田監督はどう受け止めているのだろうか。残された少ない時間で、できる限りの修正をして本番に臨んでもらいたいと思う。まずは海外組を含めたベストメンバーで臨むであろう、アジアカップ最終予選の結果を待ちたい。攻撃陣よ、奮起を願う!

小林 隆


 (作業中)

田中真一郎


 最近のカーオーディオ機器ではiPodとのデジタル接続に対応する製品が増えてきている。iPod/iPhoneでは、Dock端子からアナログの音声信号のほか、S/P DIF(Sony/Philips Digital InterFace)のデジタル信号が出ており、対応機種であればそのデジタル信号を音声信号に変換してくれる。

 iPod/iPhone側でアナログの音声信号にするか、カーオーディオ機器側でアナログの音声信号にするかの違いだが、できるとなるならやってみたくなるのが人情だろう。自分自身はカーナビのAUX端子にiPod/iPhoneのアナログ音声信号を入れているが、いずれはチャレンジしてみたいと思い、とりあえず自宅にオンキヨーのND-S1を導入してみた。

 ND-S1に関する詳細はAV Watchの記事を読んでもらうとして、一言でいうとiPod/iPhoneに対応しS/P DIF信号が取り出せる製品(ほかにも機能があるけど、自分の目的はそれ)。あとはND-S1を単体DAC(Digital Analog Converter)やDAC内蔵のアンプに接続すれば、iPod/iPhoneをデジタル接続で楽しめる。

 DAC内蔵アンプでアナログ接続とデジタル接続をとりあえず聞き比べたところ、デジタル接続のほうが、音のよしあしはともかく、すっきりした音がする。DACを変えればまた別の音になるだろうし、1万数千円のND-S1でiPod/iPhoneの音の楽しみが増えたのはうれしいところ。しばらくいろいろ遊んでみて、いずれはカーオーディオにもという決心がついた。しかしながら、今のカーナビにカーオーディオを組み合わせるのは、配線があれこれ面倒なため、気力を充電中。

谷川 潔